日本地震学会が開催している教員サマースクールについてご紹介します。
第1回から第20回まで
第21回教員サマースクール兼第8回教員免許状更新講習
日時 |
2016年8月8日~9日 |
開催地 |
和歌山県和歌山市・紀の川市・広川町 |
講師 |
此松 昌彦,酒井 慎一,荒井 賢一 |
参加者 |
小・中・高校教員,大学教員,和歌山県職員 合計29名(うち更新講習6名) |
テーマ |
和歌山県紀の川周辺の地形」と「県内の災害史」から学ぶ地震・津波防災 |
内容
- 講義と実習①和歌山県紀の川付近の中央構造線
- 講義②和歌山県に被害をもたらした歴史地震(和歌山大学教育学部自然棟)
- 現地の見学
- 東京大学地震研究所和歌山地震観測所
- 春日神社(紀の川市)付近の地形の観察
- 稲むらの火の館、広村堤防
稲むらの火の館、広村堤防
第22回教員サマースクール兼第9回教員免許状更新講習
日時 |
2017年8月8日~9日(有志企画 10日) |
開催地 |
長野県王滝村とその周辺 |
講師 |
山岡 耕春,奥田 隆 |
参加者 |
小・中・高校教員,大学教員 合計23名(うち更新講習7名) |
テーマ |
地震,火山,防災 -長野県西部地震(1984年)と御嶽山の噴火から学ぶ- |
内容
- 講義 「長野県西部地震・御嶽山の過去の噴火」 「地震を学べる教材の紹介」
(8月8日は悪天のため、予定を変更して木曽町役場三岳支所にて実施)
- 野外の見学
- 田ノ原(路線バスの終点)駐車場 ・自然湖
- 長野県西部地震災害復旧 濁沢・伝上川の展望台
- 鎮め観音像・長野県西部地震災害慰霊碑
鎮め観音像・長野県西部地震災害慰霊碑
第23回教員サマースクール兼第10回教員免許状更新講習
日時 |
2018年8月7日~8日(~9日) |
開催地 |
秋田県にかほ市界隈(鳥海山麓) |
講師 |
林 信太郎,水田 敏彦,田口 瑞穂 ほか計5名 |
参加者 |
小・中・高等学校教員,大学教員 合計21名(講師5名含む)(うち更新講習4名) |
テーマ |
自然との共存 -山体崩壊と象潟地震による隆起および景勝- |
内容
- 講義等 「地震と火山がつくったにかほ市の大地」など
(にかほ市象潟郷土資料館見学、鶴泉荘にて講義)
- 野外の観察・見学
- 蚶満寺や九十九島など象潟界隈、上郷の温水路群(写真)
- 三崎公園(猿穴熔岩の本体およびクリンカー)など
- 3日目(オプション):釜磯海岸(湧水)、十六羅漢岩、丸池様(湧水)など
鳥海山遠望と上郷の温水路群探訪の様子
(撮影:SSJ学校教育委員会委員)
第24回教員サマースクール兼第11回教員免許状更新講習
日時 |
2019年8月7日 |
開催地 |
岐阜県飛騨市,富山県富山市・立山町 |
講師 |
竹内 章,大見 士朗,新谷 昌人,丹保 俊哉 |
参加者 |
小・中・高等学校教員,大学教員,新聞記者 合計33名(講師4名含む)(うち更新講習8名) |
テーマ |
跡津川断層と神岡鉱山 -地球の息吹きを探る- |
内容
- 講義等(富山県立山カルデラ砂防博物館にて)
- 野外観察・観測施設見学
- 活断層の露頭,断層の変位で生じた地形等の観察
- 神岡鉱山地下の施設見学(レーザーひずみ計、ニュートリノ観測装置等)
- 地震観測点の見学
跡津川断層付近での露頭の観察
(撮影:SSJ学校教育委員会委員)
教員サマースクール2022
日時 |
2022年8月20日~21日 |
開催地 |
鳥取県境港市・島根県松江市八束町 |
講師 |
香川 敬生,林 広樹,向吉 秀樹 |
参加者 |
小・中・高等学校教員,大学教員 合計19名(講師3名含む) |
テーマ |
妖怪の足音ききくらべ -地震計をもって境港と溶岩の島をあるく- |
内容
- 野外実習(地面のかすかな揺れ(微動)の観測と解析)および講義
- 野外観察(溶岩トンネル、スコリア丘、淡水レンズ(湧水)、断層地形など)
教員サマースクール2023
日時 |
2023年8月20日~21日 |
開催地 |
熱海周辺から十国峠を越えて神奈川県西部足柄平野周辺 |
講師 |
道家 涼介(神奈川県温泉地学研究所),吾妻 崇(産業技術総合研究所) 他 |
参加者 |
小・中・高等学校教員,大学教員 合計29名(講師2名含む) |
テーマ |
伊豆衝突帯 -丹那断層や地震観測点を巡る- |
内容
- 断層や地形の観察(丹那断層公園、火雷神社、十国峠等)
- 温泉地学研究所にて講義および見学後に野外観察(地震観測点の見学、自噴井戸、国府津-松田断層による断層地形、震生湖等)