FAQ 4-11. 地震の危険度や地盤の情報(2015年9月作成)FAQ

質問

引っ越しを考えています.地震の危険度や地盤の情報を得るにはどうすればよいですか?

回答

地震の危険度や地盤に関しては、防災科学技術研究所の 地震ハザードステーション(J-SHIS)に全国の情報が入っています。
上記に入って、「スタート」をクリックすると30年間で震度6弱以上の揺れにみまわれる確率の分布図がでてきます。地図は拡大できますので、引っ越し先の地震の(長期的な)危険度を調べることができます。
次に、図の上側にいくつか並んでいるタブから「表層地盤」をクリックすると、地盤の情報(揺れをどの程度増幅する地盤か)が得られます。
J-SHISの地震ハザードカルテの機能を使うと、特定の住所の地震危険度に関する総合的な情報も得られます。

具体的にどういう地盤(地質)なのかは、産業技術総合研究所地質調査総合センターの シームレス地質図を見ます。
上記に入って、「地質図を表示」をクリックします。地図が出た後、地質が表示されるまで少し時間がかかるので注意してください。引っ越し先付近を同様に拡大した上で、左側の上の方に5つくらいシンボルがあるので、その中の「ハンマー」のシンボルを選んで、地質図の設定にはいります。標準版ではなく詳細版を選んでください。引っ越し先付近にカーソルを移動するかクリックすると、地質の説明が出てきます。

補足1

基本的に山に近い方(土地が高い方)が地盤がよく、川や湖や海に近い方(土地が低い方)の地盤が悪いと思ってください。高い所が水で削られて固い岩盤がでてくるのに対し、低い方には削られた土砂が堆積するからです。

補足2

上記で紹介したデータベース(J-SHISやシームレス地質図)は、他にもいろいろな機能があります。興味があれば試してみてください。ただし、あまり細かい分解能はありません。詳細な情報を得るには、(地元の)不動産屋や役場に聞く必要があります。例えば、高いところでも、盛り土で作った宅地は地盤が悪いです。上記のデータベースにはそこまでの情報はわかりません。宅地を造成する前の古い詳細な地図があれば、それを調べると良いです。そのような地図の有無は、引っ越し先の役場や不動産屋に問い合わせてみてください。

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