「地震」編集委員長 深畑 幸俊
2024年8月、M7.1の地震が日向灘で発生し、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が初めて発出される事態となりました。それを受けて、日本地震学会の学会誌「地震」では、「日向灘地震特集号」を組むこととしましたので、投稿を募集いたします。積極的な投稿をよろしくお願いします。
特集号として別途新たに設けることはせず、通常号の中に特集号の論文を掲載しますが、本特集の論文がある程度まとまるように配慮して掲載します。(そのため、受理から少し時間が経ってからの掲載となることもあり得ます)
2024年8月8日に日向灘を震源とするM7.1の地震が発生し、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が初めて発出される事態となりました。今回は、南海トラフ地震に直接繋がることはありませんでしたが、今後同様の地震が起こったときにどのように推移するかは、大いに懸念されるところです。そこで、我々が現在行えることとして、今回あるいは過去の日向灘地震がどのようなものであったのか、さらには日向灘におけるスロー地震との関連も含めた地震活動や地殻変動、あるいは地殻構造やテクトニクスについての理解を深めるために、日本地震学会の機関誌「地震」において、日向灘地震に関する特集号を組むこととしました。会員の皆さまから日向灘地震に関する広範な研究成果を募集いたします。
2025年3月末
募集原稿は、論説、寄書、資料、史料に加え、過去研究のレビューを中心とした解説・総合報告のいずれも受け付けます。但し、南海トラフ地震臨時情報に関する議論は、近く投稿を呼び掛ける予定のモノグラフで行うことを想定しています。原稿の投稿に際しては、「地震」投稿規定と投稿細則を厳守して下さい。なお、「地震」では英語論文も受け付けることとしました。英語での投稿を検討されている方は、下記、地震学会事務局までお問い合わせ下さい。
日本地震学会事務局(zisin@tokyo.email.ne.jp)