会員、連携会員、協力学術研究団体 各位
日本学術会議事務局
平素より大変お世話になっております。
2025年11月27日、第394回幹事会を開催するとともに、記者会見を行いました。
今回の幹事会では、提言「研究の活性化へ向けた研究評価の具体的な改善方策」及び「研究力の危機と再構築:学術と社会を支える持続的な研究エコシステムの構築に向けて」が承認されるとともに、各種委員会・分科会の委員や公開シンポジウム等について決定しました。
記者会見では、提言の作成委員会の委員長等より概要説明を行うとともに、光石衛会長より、アジア学術会議の開催報告、候補者選考委員会、法人化準備委員会等の開催状況の説明を行いました。
幹事会資料及び記者会見で配布した資料は、日本学術会議のホームページに掲載しております。
それでは、まず、提言「研究の活性化へ向けた研究評価の具体的な改善方策」および提言「研究力の危機と再構築:学術と社会を支える持続的な研究エコシステムの構築に向けて」について、その関連性から一括で説明・質疑応答を行いたいと思います。
それぞれの提言を取りまとめた「科学者委員会研究評価分科会」の尾崎委員長、「我が国の学術の発展・研究力強化に関する検討委員会」の林委員長に御出席いただいております。
(尾崎委員長、林委員長からの説明・質疑応答は省略)
次に、見解「能登半島地震・豪雨災害の教訓に基づく広域地域災害への備え」について、本見解を取りまとめた「防災減災学術連携委員会」の山本幹事、多々納委員、取りまとめに携わった第三部会員の田村先生に御出席いただいております。
それでは、見解について御説明よろしくお願いいたします。
(山本幹事、多々納委員、田村会員からの説明・質疑応答は省略)
続きまして、その他の案件について御報告いたします。
まず、アジア学術会議の開催についてです。このアジア学術会議では日本学術会議が事務局を務めています。
本年11月16日から18日の3日間にわたり、“Food Security, Sustainability and Biodiversity"(食料安全保障、持続可能性、生物多様性)をテーマに、第24回アジア学術会議(SCA:Science Council of Asia)がパキスタン・イスラマバード及びオンラインで開催されました。
他の日本学術会議会員や連携会員とともに、私も現地で参加しました。各種プログラムを通じて、分野を超えた多種多様な側面からの議論を拝聴し、アジアの国・地域間の横断的なネットワーキングの機会として、非常に有益なものであったと感じました。
また、会議に併せて開催された理事会及び総会では、澁澤栄連携会員に代わり、高山弘太郎第二部会員が、アジア学術会議事務局長(Secretary General / Treasurer)に就任することが承認されました。
高山先生には、今後、同会議の企画・運営面にご参画いただき、次回、カンボジアで開催が予定される第25回アジア学術会議に向けて、尽力いただきたいと思います。
今回の会議の模様は、ウェブサイトに掲載しておりますので、そちらも御覧ください。
次に、法人化後の会員予定者の候補者の選考については、11月18日付けで候補者選考委員を任命しました。
同日、候補者選考委員会の第1回が開催され、私と日比谷副会長もオブザーバーとして参加しました。
委員会では、候補者の選考方針等について議論がありました。
来月、第2回が予定されており、引き続き、会員予定者の候補者の選考方針について検討が進められる予定です。
次に、法人化準備委員会については、今月11日および24日に開催しました。
これまでに検討してきたテーマは、連携会員、総会、会長・副会長、役員会についての方針です。
引き続き、会員の意見も伺いながら検討を進めてまいりたいと思います。
また、会員選任制度検討分科会、日本学術会議憲章検討分科会、自己資金検討ワーキンググループについても、それぞれ1回開催しました。
資料等については、順次ウェブサイトに掲載します。
その他、今後の公開シンポジウム等の開催予定について日本学術会議のウェブサイトに掲載しておりますので御覧いただければと思います。