連携会員、協力学術研究団体 各位
日本学術会議事務局
平素より大変お世話になっております。
7月16日に日本学術会議第188回総会を開催しました。
総会では、「第26-27期会員候補者名簿」が承認されたほか、日本学術会議のあり方に関する政府の検討状況や、分科会のあり方の見直しなどについて、議論が行われました。
また、総会終了後、記者会見を行いました。
総会及び記者会見で配布した資料は、日本学術会議のホームページに掲載しておりますので、ご覧ください。
記者会見における、梶田会長の挨拶、望月副会長の会員選考に関する説明は、下記のとおりです。
本日、第188回となる総会を学術会議講堂及びオンラインにて開催いたしました。今回の総会は、予定されているものとしては今期(第25期)最後の総会となります。今回の総会では、第26-27期会員候補者名簿を承認いただいたほか、日本学術会議の在り方に関する政府の検討状況とその対応、分科会等の在り方の見直しなどについて、大変活発な議論が行われました。
本日の総会の最後に私の方から発言をさせていただきましたが、本日の総会での議論も踏まえ、日本の学術の発展や、社会への貢献のため、任期の最後まで力を尽くしてまいりたいと考えております。
本日の総会で承認された第26-27期会員候補者の選考に関して、望月副会長からご説明いたします。
また、今後の学術フォーラム・公開シンポジウム等の開催予定について、菱田副会長からご説明いたします。
本日の総会で承認された第26-27期会員候補者の選考についてご説明いたします。
令和3年4月に決定した「日本学術会議のより良い役割発揮に向けて」を踏まえ、選考委員会において検討を進め、外部有識者の意見をお聞きいたしまして、令和4年4月に選考方針を決定いたしました。
この決定した選考方針に基づき、現職の会員・連携会員に選考対象者となることの承諾及び候補者推薦書の提出をご依頼するとともに、協力学術研究団体に加え、今回から大学関係組織や経済団体等の外部機関・団体等に対して、会員・連携会員の候補者としてふさわしい科学者に関する情報提供をご依頼いたしました。
選考対象者になることをご承諾いただいた現職の会員・連携会員の人数は1,257名、一部重複もあるので延べ数になりますが、現職の会員・連携会員から推薦いただいた人数は1,063名です。また、協力学術研究団体からは、1,785名の情報提供を頂き、外部機関・団体等からは37名の情報を頂きました。
選考作業を進めるに当たり、選考委員会の下に三つの分野に分けて選考分科会を設置し、選考分科会における各分野の学問的専門性を踏まえた選考(選考分科会枠)と、選考委員会自身における学際的分野や新たな学術分野等に配慮した選考(選考委員会枠)の両方を組み合わせて選考しました。
会員候補者の資質については、日本学術会議法に定める「優れた研究又は業績がある科学者」であることに加えて、選考方針を踏まえて
のいずれかを備えていることを考慮いたしました。
また、会員の多様性が確保されるよう、ジェンダーバランスや地域分布等を考慮して選考をいたしました。
選考分科会、選考委員会において選考した会員候補者合計105名については、先月29日の幹事会を経て、本日の臨時総会においてご承認をいただきました。
今後、会長名で内閣総理大臣への推薦手続きを行ってまいります。