大地震が起きた場合、鉄筋コンクリート構造の建物では何階が最も安全ですか?
何階が安全だとはいちがいには言えません。建物全体の安全を考えるべきで、そのためには以下に述べる理由で建築年が重要となります。
建物の耐震について、近年では、1971年および1981年に建築基準法が改正されて強化されました。したがって、大まかに言って、1971年以前・1971-1981年・1981年以後と3つの時期に分かれ、1981年以後の建物は耐震性が高く、1971年-1981年の建物は耐震性がやや劣り、1971年以前の建物はさらに耐震性が劣ると考えられます。もちろん、1981年以後でも違法建築は論外です。
震災時には近所の助け合いが重要です。引っ越したらまず、両隣と上下の住人には挨拶をしておくと、震災時の助け合いもスムーズにゆくと思います。
もしご家族ご一緒なら、1年に2回位地震の時にどのように対応するかの確認、我が家の防災会議を開くことをお奨めします。地震学会の広報紙「なゐふる」もご活用ください。