公益社団法人日本地震学会では、地震学の研究成果を一般社会に還元し、地震に関する知識を広く普及することを目的に、普及啓発活動として一般公開セミナーを開催しています。
2021年度は、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)から10年の間に得られた巨大地震に関する知見を整理し、地震学の現状や将来を市民の皆様に伝えます。中高生を中心とする若い世代の皆様にも分かりやすい内容となっておりますので、奮ってご参加ください。
2021年10月17日(日)13:00~15:50
オンライン開催
(当初会場参加とオンライン参加のハイブリッド開催を予定しておりましたが、新型コロナの感染拡大のため会場が使用できず、オンライン開催に至りました。)
どなたでもお申込みいただけます。
無料
13:00~13:05 | 開会あいさつ |
13:05~13:35 |
「2011年東北地方太平洋沖地震-東日本大震災をひきおこした地震」 東北大学大学院理学研究科 教授 日野 亮太 |
13:35~14:05 |
「地震津波観測網で巨大地震に備える ~東日本大震災を教訓に~」 防災科学技術研究所 地震津波火山ネットワークセンター センター長 青井 真 |
14:25~14:55 |
「早く・正しく:地震波・津波即時予測の挑戦」 弘前大学大学院理工学研究科 教授 前田 拓人 |
15:00~15:45 |
パネルディスカッション「東北地方太平洋沖地震のインパクトとこれからの地震研究」 上記の講演者に加え、 西川 友章(パネラー,京都大学防災研究所附属地震予知研究センター 助教) 山谷 里奈(パネラー,東京大学地震研究所 博士課程3年) 大草 芳江(モデレーター,特定非営利活動法人 natural science 理事) |
15:45~15:50 | 閉会あいさつ |
10年前の東日本大震災。強い揺れと高い津波により、広い範囲で甚大な被害が発生しました。その原因となった2011年東北地方太平洋沖地震はどのようにして起こったのでしょうか? 震源となった宮城県沖を中心とした日本海溝沿いの深海底の下で何が起こっていたのか、そしてその後何が起きているのか、を踏まえながら、こうした超巨大地震が発生するしくみを解説します。
講師事前インタビュー(抜粋)
講師事前インタビュー(フルバージョン)
地震や津波が起きた際にその現象を捉えるためには観測データが必要不可欠です。地震が頻発する日本では、地震や津波を観測するために世界最大規模の観測網が構築されています。2011年東北地方太平洋沖地震でどのような現象が捉えられたのか、そして、当時の観測網で捉えることの出来なかったことは何だったのかについて解説するとともに、震災を契機に観測網がどのように進化し、我々の生活にどう役立っているのかについても紹介します。
講師事前インタビュー(抜粋)
講師事前インタビュー(フルバージョン)
緊急地震速報をはじめとした即時予測とは、地震が発生した直後にそれを検知し、ゆれが届くより前にその情報を伝えようとする技術です。陸上と海底の地震津波観測網の発展、大規模なシミュレーションを可能にするコンピュータとその利用技術の進歩、そして、より早く正確に地震・津波の発生状況を把握するための新しい方法の開発によって、地震波と津波の即時予測技術は現在も進化を続けています。講演では、観測された記録からどのように地震や津波の情報を得るのかというところから、スーパーコンピュータを駆使した最先端の研究まで、わかりやすくご紹介します。
講師事前インタビュー(抜粋)
講師事前インタビュー(フルバージョン)
事前申込制。以下の申し込みフォームによりお申し込みください。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_EhWRdphbT2aGzM9oAk7inA
(当日まで受付可。ただし定員になり次第締め切ります。)
※本セミナーは、科学研究費補助金(課題番号21HP0008)と日本地震学会社会活動基金の助成を受けて開催されます。
開催日時 | 行事名 | 開催場所 |
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2021/10/30(土) 13:30~16:10 |
アースサイエンスウィーク講演会 「震災10年、東北から地球を見つめる」 |
スリーエム仙台市科学館(仙台市青葉区台原森林公園4番1号) +YouTubeライブ配信 |
一般公開セミナー仙台LOC(東北大学大学院理学研究科内)
E-mail:loc21zisin@grp.tohoku.ac.jp