2025年度Awards

日本地震学会学生優秀発表賞受賞者の決定について

2025年12月4日
公益社団法人日本地震学会理事会

日本地震学会2025年度秋季大会において、2025年度日本地震学会学生優秀発表賞選考小委員会が組織され、計95件の研究発表を対象に学生優秀発表賞の選考を行いました。厳正な審査・選考が行われた結果、同委員会より10名の受賞候補者の推薦を受け、2025年11月28日に開催された2025年度第4回理事会において、2025年度日本地震学会学生優秀発表賞10名を下記の通り決定しました。

氏名(五十音順) 所属(学年)
「発表タイトル」
市部 悠斗 立命館大学大学院理工学研究科(修士課程2年)
「3次元数値シミュレーションを用いたレシーバ関数解析によるフィリピン海スラブ検出感度の定量評価」
木村 春里 東京科学大学大学院環境・社会理工学院(博士課程1年)
「空間自己相関法により Rayleigh 波減衰係数を推定する試み」
工藤 蒼生 東京大学大学院理学系研究科(修士課程1年)
「DONET海底水圧計記録を用いた未知の非地震性津波の検出」
杉井 天音 金沢大学大学院自然科学研究科(博士課程2年)
「深層学習による南海トラフ沈み込み帯のテクトニック微動震源推定:単一観測点から得られた予測結果の統合」
藤村 遼太郎 東北大学大学院理学研究科(修士課程2年)
「東北日本における周波数依存性を考慮したS波スプリッティング解析」
増田 英敏 東北大学大学院理学研究科(博士課程2年)
「佐渡島南部・羽茂地区で発見された津波堆積物に基づく波源断層の推定」
三島 瀬里香 九州大学大学院理学府(修士課程1年)
「発震機構データを用いた九州内陸の地震発生層における応力鉛直変化検出の試み」
山口 諒 筑波大学大学院理工情報生命学術院(博士課程1年)
「2025年ドレーク海峡地震におけるプレート間およびプレート内の断層破壊」
渡辺 紗英 京都大学大学院理学研究科(修士課程1年)
「Fracture energy of earthquakes scales linearly with slip across ten orders of magnitude」
渡邊 悠樹 京都大学大学院理学研究科(修士課程1年)
「微動・繰り返し地震の近接発生を説明する摩擦不均質モデルの検討」

※所属・学年は、発表時の情報です。

日本地震学会学生優秀発表賞 選考結果報告

2025年11月28日
2025年度日本地震学会学生優秀発表賞選考小委員会

日本地震学会2025年度秋季大会において学生優秀発表賞の選考を行った。審査対象は、在学中の正会員であり、所定の手続きにより審査対象になることを希望し、当日発表を行い、かつ以前に本賞を受賞していない会員による、のべ95件の発表である。選考委員会による審査の結果、下記10名を2025年度日本地震学会学生優秀発表賞の受賞候補とすることを決定した。本報告の結果は、理事会の承認をもって受賞決定とする。

*受賞候補は「日本地震学会学生優秀発表賞受賞者の決定について」を参照

審査・選考方法について

各発表に対して2-3名の審査員が、公表されているガイドラインに従って評価を行った。審査員は65名であり、同じ所属機関の学生、共著者となっている学生の発表を審査しないこととし、各委員は約4-5件の審査を担当した。それらの審査結果に基づき、口頭発表6名、ポスター発表4名について受賞候補者とした。なお、全受賞者数は対象者の1割程度、また口頭発表とポスター発表の受賞率を1.5:1程度にするということを踏まえ、受賞率を10/95=0.105、口頭発表とポスター発表の受賞率を1.5:1とした。

2025年度日本地震学会学生優秀発表賞の審査にご協力いただいた方々(五十音順、敬称略)

浅野 陽一,麻生 尚文,新井 隆太,安藤 亮輔,生田 領野,今西 和俊,岩城 麻子,上田 拓,及川 元己,尾鼻 浩一郎,加瀬 祐子,勝俣 啓,加藤 慎也,
加藤 尚之,加納 靖之,加納 将行,亀 伸樹,川辺 秀憲,木村 武志,久保 久彦,栗原 亮,佐藤 大祐,三反畑 修,椎名 高裕,志藤 あずさ,篠原 雅尚,
柴田 律也,白濱 吉起,末次 大輔,鈴木 文乃,鈴木 亘,髙橋 秀暢,田中 信也,長 郁夫,辻 修平,対馬 弘晃,津田 健一,坪井 誠司,利根川 貴志,
富田 史章,内藤 昌平,直井 誠,中田 令子,仲谷 幸浩,中原 恒,西川 泰弘,西田 究,西村 卓也,林 能成,林田 拓己,平野 史朗,藤江 剛,
堀 高峰,松澤 孝紀,松原 誠,三浦 誠一,水谷 歩,三井 雄太,三好 崇之,山下 裕亮,山田 卓司,山本 揚二朗,行竹 洋平,吉田 圭佑,吉光 奈奈

関連リンク

学生優秀発表賞:選考基準ガイドライン 2025

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