公益社団法人日本地震学会 理事会
日本地震学会2012年秋季大会における学生会員によるのべ83件の研究発表を対象に学生優秀発表賞の選考を行いました。 2012年度日本地震学会学生優秀発表賞選考委員会が組織され、厳正な審査・選考が行われた結果、当委員会より8名の受賞候補者の推薦を受けました。この報告を受け、理事会において、2012年度日本地震学会学生優秀発表賞8名を決定しました。
氏名(五十音順) | 所属(学年) |
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「発表タイトル」 | |
一谷 祥瑞 | 高知大学大学院総合人間自然科学研究科(博士課程2年) |
「南海前弧スリバーのブロック運動と中央構造線における固着・すべり分布」 | |
大谷 真紀子 | 京都大学大学院理学研究科(博士課程1年) |
「2011年東北地方太平洋沖地震より大きな地震は東北で発生するか」 | |
久保田 達矢 | 東北大学大学院理学研究科(修士課程2年) |
「東北地方太平洋沖地震震源域で2011年7月10日に発生したスラブ内地震(Mw7.0)に伴う津波とその波源」 | |
仲谷 幸浩 | 東京大学大学院理学系研究科(修士課程1年) |
「海底余震観測データを用いた福島県沖における2011年東北沖地震の高精度震源再決定」 | |
仁里 太郎 | 広島大学大学院理学研究科(博士課程前期1年) |
「西南日本における超低周波地震の相互相関を用いた検出」 | |
前田 純伶 | 京都大学大学院理学研究科(修士課程1年) |
「紀伊半島北西部における定常地震活動と地質構造の関係」 | |
松尾 功二 | 北海道大学大学院理学院(博士課程3年) |
「GRACE衛星でみた巨大地震後の重力変化:長期成分と短期成分の分離」 | |
吉田 圭佑 | 東北大学大学院理学研究科(博士課程2年) |
「2011年東北地方太平洋沖地震に伴う東日本内陸域における応力場の変化」 |
日本地震学会2012年秋季大会において学生優秀発表賞の選考を行った。審査対象は、学生会費が適用されていてかつ以前に本賞を受賞していない会員による、のべ83件の発表である。選考委員会による審査の結果、8名の学生を第3回日本地震学会学生優秀発表賞の受賞候補者とすることを決定した。本報告の結果は、理事会の承認をもって受賞決定とする。
各発表に対して3名の選考委員が、すでに公表されているガイドラインに従って評価を行った。選考委員は23名(下記)であり、同じ所属機関の学生、共著者となっている学生の発表を審査しないこととした。各委員は11-12件の審査を担当し、それらの審査結果に基づく総合順位の上位8名を受賞候補者とした。
生田 領野、岩田 知孝、大木 聖子、楮原 京子、加瀬 祐子、亀 伸樹、久家 慶子、汐見 勝彦、鈴木 晴彦、高橋 浩晃、竹内 希、武村 雅之、中谷 正生(委員長)、仲西 理子、中原 恒、西田 究、馬場 俊孝、藤井 雄士郎、干場 充之、松澤 暢、宮澤 理稔、八木 勇治、山田 真澄
2012年度日本地震学会 学生優秀発表賞選考委員長 中谷 正生