FAQ 2-7. 地震予知のための観測や研究をする価値はあるのか?(2015年9月修正)FAQ

質問

地震予知はあてにならないのに、地震予知のための観測や研究をする価値はあるのでしょうか?

回答

地震予知ができれば、予知ができない場合に比べて多数の人命が救える可能性があります(参考:静岡県の地震被害想定)。したがって、地震予知のための観測や研究は、地震災害の軽減に大きく役立つことになります。予知ができなければ、(学問的な価値は別として)、これらの観測や研究は地震災害の軽減には役立ちません。このような事実をどのように評価するかで答えは変わってきます。前者の価値を重んじる人は、たとえ、予知が困難であっても観測や研究を続けるべきだと考えるでしょうし、後者に重点をおく人は、地震予知の研究や観測はやめるべきと判断するでしょう。

地震災害を軽減するために、耐震強化等を着実におこなうべきという考え方においては、地震予知研究に賛成する人も反対する人も一致しています。それに加えて、地震予知のための観測や研究も(相当の予算を費やして)おこなうべきかどうかというところで意見が食い違います。

地震予知のための研究や観測の予算は、大部分が国費(国民の税金)によっておこなわれていますので、地震予知研究に関する十分な情報の開示を前提に、判断は国民にゆだねられているといえます。(K)

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