強震動委員会議事録
日本地震学会・強震動委員会 議事録 (1998年度第6回)
日時 1999年3月5日(金) 10:00ー12:30
場所 東京大学地震研究所 第2会議室
出席者 飯田昌弘、入倉孝次郎、岩田知孝、植竹富一、香川敬生、
川瀬博、工藤一嘉、纐纈一起、笹谷努、武村雅之、
久田嘉章、横井俊明(以上委員)、奥田暁(以上オブザーバー)。
資料 (1)第17回委員会議題(武村より提出)
(2)第16回委員会議事録(飯田より提出)
(3)調査班Aの地下構造探査(横井・武村より提出)
(4)調査班Bの活動報告、及び次年度の活動方針(久田より提出)
(5)強震観測の最新情報・地質調査所での地震観測(伊藤久男)
(久田より提出)
(6)調査班B・各自治体の地震被害想定(香川より提出)
(7)調査班C・強震動地震学に関した出版物の内容案
(飯田・山中より提出)
(8)調査班D・99年度の活動について(岩田より提出)
(9)強震動委員会の決算・予算(武村・飯田より提出)
(10)強震動委員会・見解・声明の発表ルール案(飯田より提出)
(11)気象庁Mの計算式改訂についての説明会のご案内
(入倉より提出)
(12)総合報告・強震動予測の現状と将来の展望(香川敬生・
入倉孝次郎・武村雅之)(香川より提出)
議事内容
(A)強震動関連の動きの報告
今回は委員会に関係深いものとして、以下の2件の報告があった。
(1)笹谷(代理飯田)より、昨年12月25日の理事会において、
強震動委員会の「見解・声明の発表ルール案」が、修正の上承認された
ことが報告された。
「見解・声明の発表ルール」の主な内容を、以下に説明する。
1 総則
(1)目的:地震災害の原因究明や、強震動に関する知識の向上に
より、地震災害の軽減を図る
(2)発表する内容:強震動の特徴やその原因、地震災害と強震動の
関係、その他
(3)発表主体:委員長
2 提案及び決定
(1)提案者:委員及び委員会に関係する地震学会会員
(2)原案作成:提案者は、原案を作成のうえ幹事に提出する
(3)協議:委員長、幹事及び提案者らによって原案を協議する
(4)決定:委員長
3 発表
(1)事前措置:幹事は、発表する見解等を地震学会会長及び広報
委員長と協議し、広報委員会に発表場所の設置を
要請する
(2)発表の方法:記者発表
(3)発表者:委員長または幹事
立会者:関係者
(2)武村より、4月からの地震学会事務所の移転に伴い、広報委員会は
「なゐふる」メーリングリストを一時中断することが説明された。
(B)活動内容
新年度から4つの調査班を設置して活動している。
調査班のメンバーは以下のようである。
調査班A=平野部の地下構造の探査に関する調査及び提案:
横井(班長)、青井、工藤、纐纈。
調査班B=自治体の強震観測調査及び研究者とのネットワーク:
久田(班長)、泉谷、香川。
調査班C=強震動の研究成果の普及及び解説書の出版:
山中(班長)、天池、飯田、植竹。
調査班D=強震動予測の将来像の策定:
岩田(班長)、入倉、香川、川瀬、澤田。
活動内容に関する具体的な議論を行なった。
(1)調査班Aの横井と武村より、「調査班Aの地下構造探査」という資料を
もとに、「なゐふる」への掲載を計画している「都市部の地下構造探査」は、
広報委員会において大筋で了解されたことが説明された。
(2)調査班Bの久田より、「調査班Bの活動報告、及び次年度の活動方針」
という資料をもとに、気象庁における強震波形の収集基準の見直しに
関する、気象庁の川上徹人氏からの返事が説明された。
また、先に発生したコロンビア地震に関して、文部省の調査団が
派遣されたことや、日本建築学会の対応が説明された。
調査班Bの香川より、「各自治体の地震被害想定」という資料をもとに、
昨年9月に損害保険料算定会から出された、「地震被害想定資料集」の
説明がなされた。
(3)調査班Cの飯田より、「調査班C・強震動地震学に関した出版物の
内容案」という資料をもとに、出版物の目次(案)の説明、及び
複数の出版社と相談をしていきたい旨が説明された。この方向で出版を
進めていくことで合意が得られた。
(4)調査班Dの岩田より、「調査班D・99年度の活動について」という
資料をもとに、「強震動研究はどうあるべきか?」に関する討論会を、
10月頃に開催したい旨が説明され、承認された。
(C)次回開催
1999年度第1回強震動委員会
日時: 1999年4月28日(水) 13:30ー17:00
場所: 東京大学地震研究所 第2会議室(2F)
日本地震学会・強震動委員会 議事録 (1998年度第5回)
日時 1998年12月17日(木) 14:30ー16:30
場所 東京大学地震研究所 第2会議室
出席者 青井真、天池文男、飯田昌弘、植竹富一、纐纈一起、
笹谷努、武村雅之、久田嘉章、横井俊明(以上委員)、
奥田暁(以上オブザーバー)。
資料 (1)議題(武村より提出)
(2)第15回委員会議事録(飯田より提出)
(3)調査班Aの活動(横井より提出)
(4)調査班Bの活動(久田・泉谷・香川より提出)
(5)強震観測の最新情報・FREESIA・NETWORKに
おける地震観測(福山英一)(久田より提出)
(6)調査班D活動報告(岩田より提出)
(7)1998年度地震学会広報紙ないふる内容構成案
(武村より提出)
(8)日本地震学会広報紙ないふる投稿規定原案(武村より提出)
(9)地震調査研究推進本部政策委員会・地震調査研究の
推進について(入倉より提出)
(10)防災科学技術研究所強震ネット公開記録(青井より提出)
議事内容
(A)強震動関連の動きの報告
今回は関係深いものとして、以下の2件の報告があった。
(1)武村より、法人化準備委員会では、法人化に向けての一環として、
地震学会会員より法人化基金のための寄付を募っていること、
寄付はある程度集まっているがさらに集めたい意向であること、
が説明された。
(2)入倉(代理飯田)より、「地震調査研究推進本部政策委員会・地震調査
研究の推進について」という資料の一部が配布された。報告書は入倉の
もとにあるので、必要な方は連絡してほしいとのことである。
(B)活動内容
新年度から4つの調査班を設置して活動している。
調査班のメンバーは以下のようである。
調査班A=平野部の地下構造の探査に関する調査及び提案:
横井(班長)、青井、工藤、纐纈。
調査班B=自治体の強震観測調査及び研究者とのネットワーク:
久田(班長)、泉谷、香川。
調査班C=強震動の研究成果の普及及び解説書の出版:
山中(班長)、天池、飯田、植竹。
調査班D=強震動予測の将来像の策定:
岩田(班長)、入倉、香川、川瀬、澤田。
活動内容に関する具体的な議論を行なった。
(1)調査班Aの横井より、「調査班Aの活動」という資料をもとに、
ないふるへの掲載を計画している、「都市部の地下構造探査
ーその目的と重要性」がいう原稿(案)が紹介された。これに対し、
調査班Aの中で内容をもっと検討するように、最終的なまとめ方を
考えるように、との意見が出された。
(2)調査班Bの久田より、「調査班Bの活動」という資料をもとに、
気象庁に提出する予定の「気象庁震度計ネット・強震動データ波形収集
及び公開へのお願い」(仮)という要請書の説明がなされた。
要請書の提出に対する反対意見はなく、気象庁の担当者と相談し、
理事会に報告後提出する、ということで、この件は笹谷委員長と
久田班長に一任することになった。
(3)調査班Dの岩田(代理笹谷)より、「調査班D活動報告」という資料を
もとに、地震調査研究推進本部に提出を計画している「強震動データに
関する要望書」に対する理事会の意見は、慎重に扱うようにということで
あったという説明がなされた。これを踏まえ、有志で意見書を提出する
可能性も含め、さらに検討することになった。
(C)次回開催
1998年度第6回強震動委員会
日時: 1999年3月5日(金) 10:00ー12:30
場所: 東京大学地震研究所 第2会議室(2F)
日本地震学会・強震動委員会 議事録 (1998年度第4回)
日時 1998年9月21日(月) 14:00ー17:30
場所 東京大学地震研究所 第2会議室
出席者 青井真、天池文男、飯田昌弘、泉谷恭男、入倉孝次郎、
岩田知孝、植竹富一、川瀬博、工藤一嘉、纐纈一起、
笹谷努、澤田純男、武村雅之、久田嘉章、横井俊明
(以上委員)、萩尾堅治(以上オブザーバー)。
資料 (1)議題(武村より提出)
(2)第14回委員会議事録(飯田より提出)
(3)調査班Bの活動(久田・泉谷・香川より提出)
(4)強震観測の紹介・港湾および空港における強震観測(一井康二)
(久田より提出)
(5)消防庁消防研究所による自治体震度計ネットワークの調査結果
(久田より提出)
(6)調査班Cの活動報告(山中・天池より提出)
(7)調査班D・強震動データの流通について(岩田より提出)
(8)将来検討委員会報告(岩田より提出)
(9)防災科学技術研究所強震ネット公開記録(青井より提出)
議事内容
(A)強震動関連の動きの報告
今回は主なものとして、以下の3件の報告があった。
(1)武村より、法人化準備委員会では、法人化に向けての一環として、
地震学会事務所となる物件を探していること、地震学会会員より、
法人化基金のための寄付を募る予定である旨が説明された。
(2)岩田より、「将来検討委員会報告」という資料をもとに、将来検討
委員会では、和文論文集「地震」の改善に関して議論をしているとの
説明がなされた。地震の著作権や改良点に関する意見があれば、
岩田まで知らせていただきたいとのことである。
(3)入倉より、学術会議の地震動小委員会では、12月に横浜で開催される
ESG大会への参加を呼びかけてほしいとの説明がなされた。
(B)活動内容
新年度から4つの調査班を設置して活動している。
調査班のメンバーは以下のようである。
調査班A=平野部の地下構造の探査に関する調査及び提案:
横井(班長)、青井、工藤、纐纈。
調査班B=自治体の強震観測調査及び研究者とのネットワーク:
久田(班長)、泉谷、香川。
調査班C=強震動の研究成果の普及及び解説書の出版:
山中(班長)、天池、飯田、植竹。
調査班D=強震動予測の将来像の策定:
岩田(班長)、入倉、香川、川瀬、澤田。
活動内容に関する具体的な議論を行なった。
(1)調査班Bの久田より、「調査班Bの活動」、「強震観測の紹介・港湾および
空港における強震観測(一井康二)」、「消防庁消防研究所による自治体
震度計ネットワークの調査結果」という資料をもとに、以下の3項目の
説明がなされた。
港湾技術研究所では、SMAC型強震計とERS型強震計を使用して、
港湾・海岸施設のみならず、空港土木施設における強震観測を実施している。
消防庁消防研究所による、各都道府県の震度情報ネットワークに
関するアンケート結果の一覧表が示された。回答があった大半の自治体では
波形記録機能を有しているが、波形データを回収したり、データを
公開している自治体は約半数にとどまっている。
自治体による地震被害想定報告書の調査については、国土庁防災局において
同様の調査を実施していることが判明した。調査報告書は今年度中に
発行予定であり、調査結果を入手して内容を分析した後、
今後の活動を決定する方針である。
(2)調査班Cの天池より、「調査班Cの活動報告」という資料をもとに、
高校卒業者程度を対象にした、強震動地震学に関する出版物の内容案が
説明された。これに対し、難解すぎる内容や不必要な内容がある、
読者の興味を引くような構成にするべき、高校の先生にも内容に
関する意見をいただくべき、等の意見が出された。これらの意見に
基づき、内容に関して再度検討することになった。
(3)調査班Dの岩田より、「調査班D・強震動データの流通について」という
資料をもとに、強震動研究の推進に重要な、強震動データのリアル
タイム公開や強震動データベースの構築に関する要望書の説明がなされた。
要望書としての項目整理を行うとともに、地震防災の基礎資料に資する
ことができる点等を明確にすべきであるとの意見が出され、それに従って
修正するとともに、各種委員会と連絡をとり提案先についての意見を
伺うこととした。また、笹谷委員長が地震学会理事会に報告して
討議をすることが確認された。
(C)次回開催
1998年度第5回強震動委員会
日時: 1998年12月17日(木) 14:00ー17:00
場所: 東京大学地震研究所 第2会議室(2F)
日本地震学会・強震動委員会 議事録 (1998年度第3回)
日時 1998年7月28日(火) 14:00ー17:30
場所 東京大学地震研究所 第2会議室
出席者 青井真、天池文男、飯田昌弘、泉谷恭男、入倉孝次郎、
岩田知孝、香川敬生、川瀬博、工藤一嘉、纐纈一起、
笹谷努、澤田純男、武村雅之、久田嘉章、山中浩明
(以上委員)、奥田暁(以上オブザーバー)。
資料 (1)議題(武村より提出)
(2)第13回委員会議事録(飯田より提出)
(3)調査班Bの活動・震度情報ネットワークシステムの整備・
地震被害想定報告書の借用、及びアンケート調査のお願い
(久田・泉谷・香川より提出)
(4)調査班Cの活動(山中より提出)
(5)調査班Dの計画(岩田より提出)
(6)見解・声明の発表ルール案(武村より提出)
(7)強震動地震学基礎講座原稿「震源域の強震動と構造物の
被害」(川瀬より提出)
(8)科学技術庁防災科学技術研究所強震ネット公開記録
(青井より提出)
議事内容
(A)強震動関連の動きの報告
今回は主なものとして、以下の3件の報告があった。
(1)武村より、広報委員会では、「ないふる」をニュースレターに
とじ込むのをやめたこと、地震学会会員で「ないふる」を必要と
されて郵送を希望される方からは、郵送費(実費ではなく)をいただく
ことになったこと、が説明された。
(2)武村より、法人化準備委員会では、法人化に向けて、実質的な作業が
始まり、文部省との折衝が8月よりスタートする。秋には、地震学会
会員より、法人化基金のための寄付を募る予定である旨が説明された。
(3)川瀬より、次回の強震動地震学基礎講座原稿「震源域の強震動と
構造物の被害」が紹介された。意見のあるものは、8月20日頃までに
川瀬まで送ることになった。
(B)活動内容
新年度から4つの調査班を設置して活動している。
調査班のメンバーは以下のようである。
調査班A=平野部の地下構造の探査に関する調査及び提案:
横井(班長)、青井、工藤、纐纈。
調査班B=自治体の強震観測調査及び研究者とのネットワーク:
久田(班長)、泉谷、香川。
調査班C=強震動の研究成果の普及及び解説書の出版:
山中(班長)、天池、飯田、植竹。
調査班D=強震動予測の将来像の策定:
岩田(班長)、入倉、香川、川瀬、澤田。
活動内容に関する具体的な議論を行なった。
(1)調査班Bの久田より、「調査班Bの活動・地震被害想定報告書の借用、
及びアンケート調査のお願い」という資料をもとに、地方自治体の
地震被害想定報告書の借用と、地方自治体における強震動観測に関する
アンケート調査の実施、を予定している旨が説明された。
地方自治体における強震動観測や強震動予測の現状を把握し、
防災担当者との信頼関係を構築していくのが目的であり、
当面は各都道府県の防災担当者を対象に接触を持ち、報告書の
入手を行なう。
(2)調査班Cの山中より、「調査班Cの活動」という資料をもとに、
高校卒業者程度を対象にした、強震動地震学に関する出版物を
作製する計画が説明された。作製は一年半をめどにし、まず、
最初の半年間で導入部と全体の構成を作製する予定で、
その後執筆者の人選を行なう。
(3)調査班Dの岩田より、「調査班Dの計画」という資料をもとに、
強震動関連分野の研究者との意見交換会と、強震動ネットワークや
強震動データに関する提言、を実施していく旨が説明がされた。
前者に対しては、調査班Dのまとめを視野にいれた位置づけを
明確にすべきだという意見が出された。後者に対しては、
提言や要望の形で効果的になるように、強震動ネットワークの
現状(調査班Bとも関連)の確認と、強震動研究をより有効に
推進するための強震動ネットワーク、データベースの具体的な
提案をまとめていく調査を継続することとなった。
(C)次回開催
1998年度第4回強震動委員会
日時: 1998年9月21日(月) 14:00ー17:00
場所: 東京大学地震研究所 第2会議室(2F)
日本地震学会・強震動委員会 議事録(1998年度第2回)
日時 1998年6月5日(金) 10:00ー13:30
場所 東京大学地震研究所 第2会議室
出席者 青井真、天池文男、飯田昌弘、入倉孝次郎、岩田知孝、
植竹富一、香川敬生、川瀬博、工藤一嘉、笹谷努、
澤田純男、武村雅之、久田嘉章(以上委員)、
釜江克宏(以上オブザーバー)。
資料 (1)議題(武村より提出)
(2)第12回委員会議事録(飯田より提出)
(3)高感度基盤観測に併設される強震計のデータ公開
フォーマット(案)・科学技術庁防災科学技術研究所
強震ネット公開記録(青井より提出)
(4)第17期第2回地震工学専門委員会議事録(案)
(入倉より提出)
(5)調査班A活動案(横井・青井より提出)
(6)調査班Bの活動・6つの地方自治体の地震被害想定の
要約(久田・泉谷・香川より提出)
(7)強震動地震学基礎講座原稿「基盤と地盤特性の考え方」
(天池より提出)
(8)強震動委員会調査班Dでとりくむべきこと
(岩田より提出)
議事内容
(1)第12回委員会議事録
前回の議事録の確認が行なわれ承認された。これに関連して、
入倉・工藤より、第10回日本地震工学シンポジウムのパネル
ディスカッションの説明があった。
(2)強震動関連の動きの報告
今回は主なものとして、以下の6件の報告があった。
(A)笹谷より、日本地震学会の理事会・評議員会・総会において、
第2期目の強震動委員会が承認されたことが報告された。
また、法人化の決議に伴い、経費の節約に協力するようにとの説明が
なされた。また、強震動委員会の「見解・声明の発表ルール案」を、
委員長より理事会や広報委員会に提出して承認いただくことが
確認された。
(B)入倉・武村より、秋の学会大会で、福井地震のスペシャルテーマ
セッションを募集している旨が説明された。
(C)入倉・工藤より、地震調査推進本部の調査委員会の観測データの
流通に関する報告が説明された。強震観測データの流通に
関しては未定である。
(E)青井より、「高感度基盤観測に併設される強震計のデータ公開
フォーマット(案)」という資料をもとに、科学技術庁の高感度
基盤観測に併設される強震計のデータ公開フォーマットの説明が
なされ、さまざまな意見が出された。さらに意見のある者は、
青井まで送ることになった。
(F)天池より、次回の強震動地震学基礎講座原稿「基盤と地盤特性の
考え方」が紹介された。意見のあるものは、天池まで送ることに
なった。
(3)活動内容
新年度から4つの調査班を暫定的に設置して活動している。
調査班のメンバー及び班長は以下のようである。
調査班A=平野部の地下構造の探査に関する調査及び提案:
横井(班長)、青井、工藤、纐纈。
調査班B=自治体の強震観測調査及び研究者とのネットワーク:
久田(班長)、泉谷、香川。
調査班C=強震動の研究成果の普及及び解説書の出版:
山中(班長)、天池、飯田、植竹。
調査班D=強震動予測の将来像の策定:
岩田(班長)、入倉、香川、川瀬、澤田。
活動内容に関する具体的な議論を行なった。
(A)調査班Aの工藤より、「調査班A活動案」という資料をもとに、
科学技術庁の堆積平野の地下構造調査の進め方が紹介された。
多少の議論の後、これに関する意見のあるものは工藤に送ることになった。
(B)調査班Bの久田より、「調査班Bの活動」という資料をもとに、
「強震観測の最新情報」のニュースレターへの連載の継続、
地方自治体の地震被害想定の調査の実施、を計画していることが
説明された。後者については、「6つの地方自治体の地震被害想定の
要約」という資料をもとに、すでに一部の調査を要約したものが
紹介された。
(C)調査班Cの飯田より、強震動に関する出版物の目次を検討中で
あるとの報告がなされた。
(D)調査班Dの岩田より、「強震動委員会調査班Dでとりくむべきこと」と
いう資料をもとに、強震動予測の神戸以前(過去)と神戸以後
(現在)のレビュー、強震動予測の近未来像の提出、強震動ネット
ワークの取得・公開について要望の提出、を計画している旨が
説明された。最後の第3番目の項目に関しては、調査班Bでも
同様のことを計画していたが、調査班Dが担当し、さらに検討を
加えていくことになった。
(4)次回開催
1998年度第3回強震動委員会
日時: 1998年7月28日(火) 14:00ー17:00
場所: 東京大学地震研究所 第2会議室(2F)
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