2018年度 強震動委員会議事録


第109回強震動委員会議事録

日時:2018年5月21日(月) 12:30~13:30
場所:東京ベイ幕張ホール A10
出席者(敬称略):干場(委員長),浅野,岩田,植竹,大堀,香川,司,高井,長,津田,畑山,久田,松崎,松島,三宅,宮腰,横井(以上委員)

資料
109-0第109回強震動委員会議事次第,第108回強震動委員会議事録
109-1 調査班A報告
109-2 B班資料
109-3 資料(C班)
109-4 強震動講習会テキスト電子ファイル収集整理結果(畑山)


議題:

1.委員長挨拶
 干場新委員長から委員長就任の挨拶があった.4月にメール審議等で実施した班長継続及び班替えへの協力に対する謝意が示された.今後,班の役割分担についても見直していきたい旨の考えが表明された.

2.各調査班からの報告等
■調査班A
 資料109-1により,浅野班長から,12月に仙台市で開催される第15回日本地震工学シンポジウムにおけるオーガナイズドセッションとして、日本地震工学会強震動評価のための深部地盤モデル化手法の検証に関わる研究委員会(通称:ESG委員会)、日本活断層学会、日本建築学会地盤震動小委員会及本委員会共同で提案していたセッション「長周期地震動から断層近傍パルスまで:予測と対策に向けて」(オーガナイザー:浅野班長,松島委員(ESG委員会)、香川委員(活断層学会),永野正行氏(地盤震動小委員会))が採択されたこと,招待講演者として4人の方に依頼して承諾を得たこと,などの報告があった.加えて,今年の日本地震学会秋季大会(10月9~11日,郡山市)には,近年同様特別セッションの提案は行わなかったことが報告された.

■調査班B
 資料109-2により,大堀委員(津野班長の代理)から,今年度の強震動講習会は「微動を利用した地下構造のモデル化」をテーマとして開催すること及び4つの講習題目(仮題)案と講師案が提案されるとともに,講習会開催のために必要となる作業及びそのタイムスケジュールの目安が示され,了承された.4つの講習題目(仮題)案について,内容が一部重複するおそれが高いことから,その点に留意して講習内容をよく調整したほうがよいとの意見があった.日程は,12月6日から8日までは第15回日本地震工学シンポジウムが開催されることから,11月26日の週を軸に調整することとなった.場所は今後検討することとなった.

■調査班C
 資料109-3により,長班長から,昨年度第4回委員会(3月5日)の後に,委員会と同じく東京大学地震研究所において開催された第32回研究会(講師:武村委員)の開催報告(古村委員執筆)が学会ニュースレター5月号に「シンポジウム報告」として掲載されたことが報告された.また,第33回研究会を今年10月に郡山市で開催される日本地震学会秋季大会前日の10月8日の夕方に開催する方針及び講演依頼予定者(日本大学工学部土木工学科・中村晋教授)の案が示され,了承された.加えて,第34回研究会を例年1月下旬または2月上旬に開催している強震動委員会の終了後に開催する方針が示され,了承された.第34回研究会の講師について案があれば,調査班Cに限らず積極的にお寄せ願いたいとの呼びかけが,長班長からあった.

■ニュースレター連載記事「新・強震動地震学講座」
 岩田委員から,ニュースレター連載記事「新・強震動地震学基礎講座」の発行状況,現在の執筆依頼状況,今後の執筆依頼予定について報告があった.次号執筆予定者に対して,早期執筆の呼びかけがあった.

3.学会内外からの報告
*松島幹事から,現在,理事会では,10月の「ぼうさいこくたい」(東京ビッグサイト・そなエリア(東京臨海広域防災公園))への学会としての出展,EPS誌発行のための科研費の補助申請が不採択となったことへの対応策等が話し合われているとの報告があった.
*2021年3月15日~17日,ESG国際シンポジウム,京都市にて,11月にファーストサーキュラーが出される予定.
*11月2日,地盤震動シンポジウム,建築会館にて,特別講演は京大防災研・川瀬博先生.
*日本地震工学シンポジウム,5月31日がアブストラクト投稿締め切り,日本語と英語の両方の文が必要.


4.その他
資料109-4により,畑山幹事から,強震動講習会テキスト電子ファイル収集整理結果及び収集整理した電子ファイルは,2個のUSBモバイルHDDに格納され,それぞれ調査班B班長(津野班長)と調査班B強震動委員会HP管理者(芝委員)において保管してもらうことが報告された.また,学会事務局から,当該電子ファイルを格納したUSBモバイルHDDを事務局においても保管したいとの申し出があったことが報告され,本申し出については了承された.結果,当該電子ファイルを格納したUSBモバイルHDDをもう1個作成し,学会事務局においても保管してもらうこととなった.今回作成したUSBモバイルHDDの今後のデータ追加・同期について,十分配慮されたいとの意見があった.

*次回委員会は,7月下旬又は8月上旬に都内で開催することとなった.

以上

注)日本地震学会ニュースレターには,イタリック体の部分を省略して掲載しています.


110回強震動委員会議事録

日時:2018731日(火) 15:3017:30
場所:京都大学産官学連携本部東京日本橋サテライトオフィス 912会議室
出席者(敬称略):干場(委員長),浅野,植竹,大堀,香川,川崎,芝,長,津野,畑山,堀川,宮腰,盛川,松島[途中からSkypeで参加](以上委員)

資料
110-0110回強震動委員会議事次第,第109回強震動委員会議事録
110-1 調査班A報告
110-2 B班資料
110-3 B班資料 (強震動講習会HP掲載案内文案)
110-4 資料(C班)
110-5 第110回強震動委員会メモ(干場)
110-6 強震動委員会の「今後の新たな活動方針」に関する過去の議論(2014年~)議事録からの抜粋(干場)
110-7 2016624日までに委員からあった強震動委員会における今後の新しい活動内容に関する提案・意見(干場)

議題:
1.各調査班からの報告等
■調査班A
 資料110-1により,浅野班長から,12月に仙台市で開催される第15回日本地震工学シンポジウムにおおいて,当委員会及び日本地震工学会強震動評価のための深部地盤モデル化手法の検証に関わる研究委員会(通称:ESG委員会),日本活断層学会,日本建築学会地盤震動小委員会共同で提案し,採択されたオーガナイズドセッション「長周期地震動から断層近傍パルスまで:予測と対策に向けて」(オーガナイザー:浅野班長,松島委員(ESG委員会),香川委員(活断層学会),永野正行氏(地盤震動小委員会))への投稿状況及び招待講演者についての報告があった.招待講演は4件.一般発表への投稿は40件あった.
 また,来年の日本地球惑星科学連合2019年大会へのセッション提案については,来年は日本地震工学会と一部合同で開催される秋季大会に注力したほうがよいとの見地等から,強震動委員会からは独自にセッションの提案を行わないとの方針が提案され,了承された.
 来年の秋季大会において設けられるものと想定される日本地震工学会との合同セッションに対する強震動委員会としての寄与・関与のしかたについて意見交換があった.せっかくの機会なので,地震工学と関係の深い強震動分野と地震工学が合同でセッションを開催するよりも,日頃地震工学とあまり接点のない地震学他分野と地震工学が合同でセッションを開催したほうが有意義ではないかとの意見があった.

■調査班B
 資料110-2及び110-3により,津野班長から,今年度の講習会は1126日に東京工業大学田町キャンパスにおいて開催すること,講習内容(テーマ,講習題目及び講師),共催の手続きの進め方及び今後の準備スケジュールが示され,了承された.テーマは,前回の委員会で了承されたとおり「微動を利用した地下構造のモデル化」.司会を武村委員に依頼ずみ.天候不良,災害発生時の対応として,そのような場合には,講習会を中止または延期する場合がありうること,そのような判断を行った場合の受講者への連絡方法を案内文に記載することとなった.中止または延期することとなった場合の受講料の返還等その後の具体的対応については,学会の教員免許状更新講習の案内文にならい,中止または延期決定後「改めてお知らせします」とすることとした.
 津野班長から,来年度の講習会では実習を行いたいとの意向が示された.

■調査班C
 資料110-4により,長班長から,今秋郡山市で開催される日本地震学会秋季大会前日の10818時から郡山市中央公民館において第33回研究会を開催すること,中村晋先生(日本大学工学部土木工学科)に,「社会基盤施設の設計・設計地震動に関する動向と課題 ―ポスト2011年東北地方太平洋沖地震―」と題する講演を依頼したことが報告された.また,例年1月下旬または2月上旬に開催している強震動委員会の終了後にも研究会を開催する方針が示され,了承された.研究会の演題・講師に関する提案があれば寄せられたいとの呼びかけが,委員に対してあった.

■ニュースレター連載記事「新・強震動地震学講座」
 松島幹事から,ニュースレター連載記事「新・強震動地震学基礎講座」の発行状況,現在の執筆依頼状況,今後の執筆依頼予定について報告があった.あと23号で連載終了の予定.

2.学会内外からの報告

*資料110-5により,干場委員長から,理事会の動向について報告があった.前回621日に開催された新理事等による理事会の初会合では,理事の担当事業の確認が行われ,干場委員長が強震動担当となったこと,また「地震学を社会に伝える連絡会議」における強震動委員会連絡担当の委員に干場委員長が就いたこと,10月の秋季大会では,大阪北部の地震に関する緊急セッションが設けられることになったこと等が報告された

*干場委員長から,加藤「地震」編集委員長から,「地震」に対して強震動分野からもっと積極的に投稿してほしいとの呼びかけがあったことが紹介された.

92729日,12th International Workshop on Seismic Microzoning and Risk Reduction(神奈川大学(横浜市))

112324日,日本活断層学会 2018年度秋季学術会(鳥取市)

1221日,日本建築学会強震観測小委員会主催のシンポジウム.

3.今後の活動に関する意見交換
 現在取り組んでいるニュースレター連載記事「新・強震動地震学基礎講座」が近々完了する見通しであることを踏まえ,資料110-57を参考としながら,今後の委員会活動に関する意見交換を行った.その結果,次のことが決まった.

*ニュースレター連載記事「新・強震動地震学基礎講座」の単行本化について,前向きに検討することとなった.各執筆者から単行本化に関する意向を聴き取るとともに,出版に応じてくれる出版社探しにも着手することとなった.

*ニュースレター連載記事「新・強震動地震学基礎講座」終了後,現在における強震観測の最新情報に関する連載記事をニュースレターに掲載していく方向で検討することとなった.

強震観測の最新情報に関する連載記事については,観測網の紹介を行う記事においては,当該観測網で得られた画期的な地震記録についても紹介したらよいのではないかとの提案があった.また,自治体震度計を記事化するには,とくに技術的な面については情報が一箇所に集約されていない状況なので,委員会として情報収集・調査等を行うことを考えてもよいのではないかとの意見があった.

4.その他

次回委員会は,学会秋季大会期間中に大会会場において開催することとなった.

以上

注)日本地震学会ニュースレターには,イタリック体の部分を省略して掲載しています.

<参考>平成30年度の班構成

委員長  干場

幹事   松島,畑山

調査班A  班長:浅野
岩田,植竹,川崎,竹中,中原,古村,山中

調査班B  班長:津野
青井,大堀,隈元,芝,武村,久田,堀川,盛川

調査班C  班長:長
香川,司,高井,津田,松崎,三宅,宮腰,横井

特別班:NL連載
松島,岩田


111回強震動委員会議事録

日時:2018109日(火) 12:2513:15
場所:ビッグパレットふくしま 小会議室1
出席者(敬称略):干場(委員長),青井,浅野,岩田,植竹,香川,川崎,司,高井,竹中,長,津田,津野,中原,畑山,久田,堀川,松崎,松島,三宅,宮腰,横井(以上委員)

資料

111-0 第111回強震動委員会議事次第及び第110回強震動委員会議事録
111-1 調査班A報告
111-2 B班打合せ資料
111-3 報告資料(C班)   

議題:

1.各調査班からの報告等
■調査班A

資料111-1により,浅野班長から,12月に仙台で開催される第15回日本地震工学シンポジウムにおいて,当委員会及び日本地震工学会・強震動評価のための深部地盤モデル化手法の検証に関わる研究委員会,日本活断層学会,日本建築学会・地盤震動小委員会共同で提案し,採択されたオーガナイズドセッション「長周期地震動から断層近傍パルスまで:予測と対策に向けて」の開催日程が決定されたこと,及び4件の依頼発表(招待講演)と38件の一般発表が予定されていること等が報告された.
 また,来年の日本地球惑星連合大会には,今年に引き続きセッション提案を行わない方針であること,及び来年4月にシアトルで開催される米国地震学会年会において募集されている米国地震学会-日本地震学会の合同セッションについても強震動委員会としては提案を行わない方針であることが報告され,了承された.
 なお,来年9月に京都において一部の日程を重ねて開催されることになっている日本地震学会秋季大会と日本地震工学会大会において設けられる可能性のある合同セッションについては,他から連携協力の要請があれば調査班Aで対応する旨の報告があった.

■調査班B

資料111-2により,津野班長から,1126日に東京工業大学田町キャンパスにおいて開催する講習会の開催要領が報告されるとともに,現在の準備状況及び今後の準備のスケジュールについての説明があった.定員を60人として101日から申込受付を開始したところこれまでに43人の申込があったとのこと.講習会案内を再配信等し,受講者数増に努めることとなった.
 受講者向け講習会案内状に,天候不良または災害発生により講習会を中止することがありうること等のことわり書きを記載することについて了承された.ことわり書きは,原案に若干の修正が加えられ,「講習会の中止について ・天候不良および災害発生等によりやむを得ず当日の講習会を中止することがありますので,あらかじめご了承ください. ・講習会の中止の連絡は,電子メールで行います. ・中止となった場合の具体的な対応については,後日改めてお知らせいたします.」とすることとなった.天候不良または災害発生により講習会を中止した場合の会場のキャンセル料金について確認することとなった.

■調査班C

資料111-3により,長班長から,108日に郡山市中央公民館で開催した第33回研究会について,33人の聴講者があったことなどの結果報告があった.学会ニュースレターへの研究会の報告は,来年1月号に掲載するべく原稿を準備する予定とのこと.また,今年度内の次回の研究会は,次回強震動委員会にあわせて開催するとの方針が示され,了承された.講演内容については,調査班Cにおいては,北海道胆振東部地震,大阪府北部の地震に関するものを軸に検討中とのこと.これについて意見交換があり,強震動研究に直接的に関係する話題でないほうがよい,テクトニクスに関する話題はどうかとの意見があった.講演内容・講師については,引き続き調査班Cにおいて検討することとなった.次回研究会の講演内容,講師について提案があれば,調査班Cに限らず積極的にお寄せ願いたいとの呼びかけが,長班長からあった.

■ニュースレター連載記事「新・強震動地震学講座」

松島幹事から,ニュースレター連載「新・強震動地震学基礎講座」の発行状況,現在の執筆依頼状況,今後の執筆依頼予定について報告があった.来年1月号をもって,現在の連載は完了予定の見通しとのこと.

2.学会内外からの報告

*干場委員長から,学会秋季大会期間中の11日の昼休みに,会員減少に歯止めをかけることを目的とした学生会費適用期間を2年延長することを骨子とする会費に関する規定の変更を議題とする臨時総会が開催されることが周知された.

*干場委員長から,前回理事会において,現在のニュースレター連載記事「新・強震動地震学基礎講座」の単行本化及び現在のニュースレター連載終了後,新たに強震観測の最新情報に関する連載をニュースレターにおいて開始することについて意見を聞いたところ,おおむね好意的な反応が得られたとの報告があった.

1016日,Workshop on Broadband Ground Motion Simulation for Seismic Hazard Assessment,東京大学地震研究所にて.

112日,地盤震動シンポジウム,建築会館にて.

112324日,日本活断層学会 2018年度秋季学術会(鳥取市)

3.その他

次回委員会は,2月または3月に東京で開催し,日程は後日調整することとなった.

以上

注)日本地震学会ニュースレターには,イタリック体の部分を省略して掲載しています.


第112回強震動委員会議事録

日時:2019年3月27日(水) 15:00~17:00
場所:東京大学地震研究所 3階 事務会議室B
出席者(敬称略):干場(委員長),浅野,植竹,大堀,香川,川崎,司,芝,長,津野,松崎,松島,盛川,三宅,横井(以上委員)

資料

112-0 第112回強震動委員会議事次第
112-1 第112回日本地震学会強震動委員会調査班A班報告
112-2 第112回強震動委員会B班打合せ資料
112-3 第112回強震動委員会資料(C班)
112-4 2019年度に向けて 干場の私案

議題:

1.各調査班からの報告等
■調査班A
 資料112-1により浅野班長から昨年12月に開催された第15回日本地震工学シンポジウムに関して終了報告があり,シンポジウム特集号論文の投稿締め切りが3月末であるので,投稿予定の方は,是非投稿してくださいとの連絡があった.
 また,JpGU2019に関して,本委員会からの特別セッションは無いが,関連セッションに積極的に参加してくださいとの連絡があった.
 2019年秋季大会に関しても,本委員会からの特別セッションの提案はしない予定であるとの報告があった.なお,秋季大会時期に南海トラフ地震に関するSSJ-JAEE共通パネルディスカッション(9月18日)が実施されるが,一般公募でないことは決定していること,現時点ではパネリスト等の案は未定であるとの情報が干場委員長,松島幹事から追加があった.
 2019年度の活動に関して,学会時等の委員会からのセッション提案については,強震動研究の意義拡大という到達目標は達成されたと考えられるため,A班自体を廃止するとの提案があった.

■調査班B
 資料112-2により,津野班長より,2018年11月26日に東京工業大学田町キャンパスで実施された強震動講習会(微動を利用した地下構造のモデル化)に関しての実施報告がなされ,20万円強のプラス収支であったとの決算報告があった.講習会時に実施したアンケート結果に関しては,大半が満足との回答であり,次回以降の実施内容・形態要望等の自由記述に関する紹介があった.NL71巻6号に開催報告が掲載済みで,参加者からの報告として,竹越氏(構造計画研究所),永井氏(京都大学)に執筆頂いた旨,報告があった.
 2019年度に関しては,アンケートの要望を反映し,実習を含めた講習会が案として出された.

■調査班C
 資料112-2により,長班長から,昨年の地震学会時の第33回研究会の中村晋先生の講演「社会基盤施設の設計・設計地震動に関する動向と課題-ポスト2011年東北地方太平洋沖地震-」に関しての報告がなされ,すでに2019年1月号のNLで司委員執筆の報告が掲載されている旨の報告があった.
 第34回研究会(委員会当日:3/27)の岩崎貴哉先生の講演に関して実施前の状況についての報告があった.
 2019年秋季大会時の研究会に関しては,南海トラフ防災関連シンポジウム(9/15実施予定 地震学会「地震学を社会に伝える連絡会議」による)が実施されるが,その後に,近い会場にて強震動研究会を実施予定(17時~20時)と報告があった.

■ニュースレター連載記事「新・強震動地震学講座」
 松島幹事から,ニュースレター連載記事「新・強震動地震学基礎講座」の発行状況について,NL71巻6号掲載分で25回の連載が終了したとの報告があった.

2.学会内外からの報告
 干場委員長から,理事会の動向について報告があった.
 男女共同参画推進委員会からダイバーシティ推進委員会へ名前がかわること,2020年秋季大会は那覇市内で実施されること,2019年大会から投稿システム業者が変更になり,投稿時期を遅くすることができるが支払いシステムが変更されること等が報告された.
 また,本委員会で行ってきたNL連載の書籍化を提案したところ,理事会としては概ね良好な感触であり,予定している東大出版会としても感触は良好であり,著作権者は地震学会として出版を進めることが可能であるとの報告があった.
 地震学会の会員減への対策を講じるために,将来検討WGを構成予定であること,また,社会に伝える連絡会議が南海トラフに関してのアクションとしてJpGUで説明会,秋季大会でシンポジウムを実施予定であり,さらには,教科書の副読本になるようなブックレットを作成する構想があるとの報告がなされた.また,大阪大学強震記録不正データに関して地震学会会長からの声明が出ているとの連絡があった.これら報告等に関して以下のようないくつかの質疑がなされた.

 他学協会等の動向として,以下の報告があった.

3.2019年度計画に関して
 資料112-4により,干場委員長より,今後の活動体制として以下の案が示された.

 上記体制案に関して,新連載のテーマとして,観測網が充実した現在では厳しいのではないか,強震観測の運用母体に執筆を依頼していく形態で,NIEDやJMAには何度かに分けて執筆を依頼することになるのでは,注目された観測記録をトピックスとしてシリーズ化するのも良い,等の意見があった.
 将来検討Gに関しては,班の特徴によって班長への依存度が変わってくるので班ごとに考える必要があるのでは等の意見が呈され,C班では班長によって分担がはっきり決まっていて作業分担がなされており,至った背景等が紹介された.委員長および委員長経験者,B,C班長と幹事でグループを構成して議論をしていく旨が確認された.
 連載に関しての議論として,強震動研究に関して「地震」での以前の総合報告から15年ほど経っており,何本かの総合報告の可能性を今後,本委員会内の将来検討Gで議論するとともに,理事会へも強震動以外も含めた総合報告の連載の可能性の検討を提案してはとの意見が出された.

4.その他
 浅野委員,川崎委員,山中委員が退任.また,室谷氏(科博),前田氏(NIED)が新規委員となる旨,報告があった.
 次回委員会は,JpGU時に実施,301A号室 5月27日(月)12:30-13:30に実施.別途畑山幹事からの連絡がある.

以上

注)日本地震学会ニュースレターには,イタリック体の部分を省略して掲載しています.


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