第105回強震動委員会議事録
日時:2017年5月24日(水) 12:30~13:30
場所:幕張メッセ国際会議場 202
出席者(敬称略):竹中(委員長),青井,浅野,岩田,植竹,大堀,香川,司,芝,高井,長,津野,中原,畑山,久田,堀川,干場,松崎,松島,宮腰,横井(以上委員)
資料
105-0第105回強震動委員会議事次第,第104回強震動委員会議事録
105-1 調査班A報告
105-2 B班資料
105-3 資料(C班)
105-4 シリーズ「新・強震動地震学講座」 2017/05/19時点
議題:
1.各調査班からの報告等
■調査班A
資料105-1により,浅野班長から,当委員会からの提案により今回のJpGU-AGU Joint Meeting 2017で設けられた特別セッション「震源近傍強震動の成因解明と強震動予測への展開」(コンビーナ:浅野班長,香川委員,司委員,堀川委員)の開催概要が報告された.加えて,今年の日本地震学会秋季大会(10月25日~27,鹿児島市)には,近年同様特別セッションの提案は行わなかったことが報告された.
浅野班長から,近年の日本地球惑星科学連合大会等においては,強震動をテーマに包含するようなセッションが複数提案され,強震動研究関係の発表が分散する傾向にあることに注意すると,当委員会から特別セッションを提案することが強震動研究の推進に寄与するかどうか要検討である旨の意見が委員からあったことが紹介され,当委員会からの特別セッションの提案のあり方(提案することの適否,提案するにしてもテーマをより幅広くすること等)に関する意見を委員から広く受けたいとの呼びかけがあった.
■調査班B
資料105-2により,津野班長から,強震動講習会について過去5年分の開催概要が紹介され,今年度も強震動講習会を開催すること並びに講習会開催のために必要となる作業及びそのタイムスケジュールの目安が示され,了承された.講習会開催時期は,AGU Fall Meeting(12月11日~15日)の前,場所は例年同様東京工業大学田町キャンパスを考えているとのこと.講習の形式・内容については,座学のみとするか実習をまじえるかを含め今後B班において検討することとなった.講習の形式・内容については,委員からも広く意見を受けたいとの呼びかけが津野班長からあった.
■調査班C
資料105-3により,長班長から,昨年度第4回委員会(2月20日)の後に,委員会と同じく東京大学地震研究所において第30回研究会を開催したこと及びその開催報告(植竹委員執筆)が学会ニュースレター5月号に「シンポジウム報告」として掲載されたことが報告された.また,第31回研究会を今年10月に鹿児島市で開催される日本地震学会秋季大会前日の10月24日の夕方に開催する方針及び鹿児島大学名誉教授・小林哲夫氏に火山噴火・噴火に伴う地震に関する講演を依頼する案が示され,了承された.加えて,第32回研究会を例年1月下旬または2月上旬に開催している強震動委員会の終了後に開催する方針が示され,了承された.
■ニュースレター連載記事「新・強震動地震学講座」
資料105-4により,干場幹事から,ニュースレター連載記事「新・強震動地震学基礎講座」の発行状況、現在の執筆依頼状況、今後の執筆依頼予定について報告があった.執筆者未定の項目「地盤の非線形応答」については,大堀委員が執筆することとなった.同じく執筆者未定の項目「地盤増幅の面的な推定」については,東京工業大学・松岡昌志氏に執筆を打診することとなった.
発刊された連載記事は,強震動委員会HPに掲載することとし,そのことを次回理事会で竹中委員長が報告することとなった.
また,本ニュースレター連載記事について,委員から次の意見があった.
*ニュースレター新たに連載記事が掲載される都度,その旨メールニュースや強震動委員会HPで宣伝したほうがよい.
*連載が終了したら,記事をまとめて書籍化することを検討してはどうか.
*毎号ニュースレターには,2つ以上の記事が掲載されることが望ましい.
2.学会内外からの報告
*竹中委員長から,委員会開催日当日(5月24日)に開催される総会では,EPSに関する議題がある旨報告があった.
*2018年に日本地震工学シンポジウムが開催される.日本地震工学会からの依頼により,日本地震学会からは,岩田委員,植竹委員,関西大学教授・林能成氏が参画する.また,香川委員が日本活断層学会から委員として参画する.
*7月30日~8月4日に神戸市で開催されるIAG-IASPEI合同大会の後,8月5日の午後に同じく神戸市でESGのワークショップが開催される.
*11月24日,地盤震動シンポジウム,建築会館にて,テーマは熊本地震.
*昨年8月に台湾で開催された第5回ESG国際シンポジウムを受けて企画されたEPS誌におけるESG研究の特集号については,論文投稿期限が延長され,なお論文投稿が可能な状態ではあるが,いよいよ近日中に締め切りとなるので,投稿を検討されている場合は早めに投稿されたい.
3.その他
次回委員会は,7月下旬又は8月上旬に都内で開催することとなった.
以上
注)日本地震学会ニュースレターには,イタリック体の部分を省略して掲載しています.
第106回強震動委員会議事録
日時:2017年7月25日(火) 15:30~17:10
場所:東京大学地震研究所1号館3F事務会議室A
出席者(敬称略):竹中(委員長),浅野,植竹,香川,川崎,芝,武村,長,津田,津野,畑山,干場,松崎,三宅,宮腰,盛川(以上委員)
資料
106-0第106回強震動委員会議事次第,第105回強震動委員会議事録
106-1 調査班A報告
106-2 B班資料
106-3 強震動委員会HPのサーバ移行について
106-4 資料,別紙(C班)
106-5 シリーズ「新・強震動地震学講座」 2017/07/24時点
議題:
1.各調査班からの報告等
■調査班A
資料106-1により,浅野班長から,当委員会からの提案により5月のJpGU-AGU Joint Meeting 2017で設けられた特別セッション「震源近傍強震動の成因解明と強震動予測への展開」(コンビーナ:浅野班長,香川委員,司委員,堀川委員)の開催結果及びその開催報告を学会ニュースレター9月号に投稿する予定であることが報告された.
A班内では,今後の地球惑星科学連合大会等における当委員会からの特別セッションの提案のあり方について,提案を行うことの適否を含め議論が行われていることが報告され,その議論の内容が紹介された.本件に関し委員会で意見交換を行った.
来年の地球惑星科学連合大会における当委員会からの特別セッションの提案については,今回の委員会での意見交換も踏まえつつ,引き続きA班において検討することとなった.その検討結果については,来年の地球惑星科学連合大会における特別セッションの提案の締め切りが次回委員会開催よりも前になると見込まれるので,メールにより委員会全体で諮ることとなった.
■調査班B
資料106-2により,津野班長から,今年度の講習会は12月4日に東京工業大学田町キャンパスにおいて日本活断層学会と日本地震工学会との共催で開催すること,講習内容(講習題目及び講師),共催の手続きの進め方及び今後の準備スケジュールが示され,了承された.
講習会のテーマについて意見交換があった.過去の講習会では,テーマを設定しないこともあったとの指摘があった.テーマについては,設定するかどうかも含めて引き続きB班において検討することとなった.テーマを設定しない場合には,講習内容がわかるように案内文をしっかりと書くべきとの意見があった.
また,同じく資料106-2により,津野班長から,来年度以降の講習会について,GMSや久田委員が公開している波数積分法の計算プログラム以外の教材を用いた実習の可能性の可否について意見照会があった.実習教材の選択に当たっては,著作権等に関する問題が発生しないことに注意を要するとの意見があった.
資料106-3により,芝委員から,現在強震動委員会HPを置いているASAHI-netから借り受けているサーバは使用できる容量が小さく,今後,ニュースレター連載「新・強震動地震学講座」の記事を委員会HPに掲載する等の拡充が難しくなるため,使用可能容量が大きな学会のHPが置かれているサーバに委員会HPを移行することについての提案があり,了承された.移行時期は,講習会及び研究会の実施に支障をきたさないようにすることに配慮して決めることとなった.
■調査班C
資料106-4により,長班長から,今秋鹿児島市で開催される日本地震学会秋季大会前日の10月24日19時から天文館ビジョンホールにおいて第31回研究会を開催すること,小林哲夫先生(鹿児島大学名誉教授)に,「活火山とカルデラ火山
―火山災害の実例と噴火予知・予測の現状―」と題する講演を依頼することについて提案があり,了承された.
また,例年1月下旬または2月上旬に開催している強震動委員会の終了後にも研究会を開催する方針が示され,了承された.この回では,武村委員が関東大震災からの復興について講演を行うこととなった.
■ニュースレター連載記事「新・強震動地震学講座」
資料106-5により,干場幹事から,ニュースレター連載「新・強震動地震学基礎講座」の発行状況,現在の執筆依頼状況,今後の執筆依頼予定について報告があった.執筆者未定だった「地盤増幅の面的な推定」については,東京工業大学・松岡昌志氏に執筆依頼をし,引き受けてもらったことが報告された.
今後,ニュースレターへの「新・強震動地震学基礎講座」記事掲載予定を学会メールニュースで喧伝することとなった.
2.学会内外からの報告
*竹中委員長から,学会HPではこれまでニュースレターはHTML版とPDF版の両方を掲載してきたが,今後はPDF版のみを掲載することとなったことが報告された.ニュースレター連載「新・強震動地震学基礎講座」の記事のHPでの掲載に関してこの点留意してほしいとのこと.
*7月30日~8月4日に神戸市で開催されるIAG-IASPEI合同大会の後,8月5日の午後に同じく神戸市でESGのワークショップが開催される.
3.その他
次回委員会は,学会秋季大会期間中に大会会場において開催することとなった.
以上
注)日本地震学会ニュースレターには,イタリック体の部分を省略して掲載しています.
第107回強震動委員会議事録
日時:2017年10月26日(木) 12:45~13:20
場所:かごしま県民交流センター(東棟・4F) 大研修室第3
出席者(敬称略):
竹中(委員長),青井,浅野,岩田,植竹,大堀,香川,川崎,司,芝,高井,武村,長,津田,津野,中原,畑山,久田,干場,堀川,松崎,三宅,宮腰,盛川(以上委員)
資料
107-0 第107回強震動委員会議事次第及び第106回強震動委員会議事録
107-1 調査班A報告
107-2 B班打合せ資料
107-3 報告資料(C班)
107-4 シリーズ「新・強震動地震学講座」 2017/10/20時点
議題:
1.各調査班からの報告等
■調査班A
資料107-1により,浅野班長から,来年の地球惑星科学連合大会等におけるセッション提案について班内で議論した結果,行わないこととしたこと,この結果をメールにより委員に意見照会を行ったところ反対意見がなかったことから,提案を行わなかったことが報告された.また,来年12月に開催される第15回日本地震工学シンポジウムにおけるオーガナイズドセッションの提案については,関係学会・学会委員会と連携しながら前向きに検討していく方針が示され,了承された.
■調査班B
資料107-2により,津野班長から,12月4日に東京工業大学田町キャンパスにおいて開催する講習会の開催要領が報告されるとともに,準備のスケジュールについての説明があった.定員を60人として10月2日から申込受付を開始したところ20日時点で40人の申込があったとのこと.現時点での申込者数を確認の上,講習会案内を再配信等することとなった.津野班長から,申込締め切りについては定められておらず,今後は締め切りを設定したほうがいいのではないかとの意見があった.講師に作成してもらうテキスト原稿の締め切りは11/13とすることとなった.
■調査班C
資料107-3により,長班長から,10月24日に天文館ビジョンホールで開催した第31回研究会について,24人の聴講者があったことなどの結果報告があった.今年度内の次回の研究会については,前回委員会で決まったとおり,次回強震動委員会後に武村委員が関東大震災からの復興について講演を行なう予定であることが報告された.
■ニュースレター連載記事「新・強震動地震学講座」
資料107-4により,干場幹事から,ニュースレター連載「新・強震動地震学基礎講座」の発行状況,現在の執筆依頼状況,今後の執筆依頼予定について報告があった.
2.学会内外からの報告
竹中委員長から,学会秋季大会期間中の27日の昼休みに,EPSの分担金及び学会の財務状況に関する理事会説明会があることが周知された.
3.その他
次回委員会は,2月または3月に東京で開催し,日程は後日調整することとなった.
以上
注)日本地震学会ニュースレターには,イタリック体の部分を省略して掲載しています.
第108回強震動委員会議事録
日時:2018年3月5日(月) 13:30~15:00
場所:東京大学地震研究所1号館3階事務会議室A
出席者(敬称略):竹中(委員長),青井,浅野,植竹,大堀,香川,川崎,司,高井,武村,長,津田,中原,畑山,干場,堀川,松崎,松島,三宅,盛川,横井(以上委員)
資料
108-0 第108回強震動委員会議事次第及び第107回強震動委員会議事録
108-1 調査班A報告
108-2 B班打合せ資料
108-3 資料(C班)
108-4 シリーズ「新・強震動地震学講座」 2018/03/02時点(干場)
108-5 強震動講習会資料(テキスト)の電子ファイル収集状況と今後の保管について(案)(畑山)
議題:
1.各調査班からの報告等
■調査班A
資料108-1により,浅野班長から,12月に仙台市で開催される第15回日本地震工学シンポジウムにおけるオーガナイズドセッションとして、日本地震工学会深部地盤モデル化手法の検証に関わる研究委員会(通称:ESG委員会)、日本活断層学会、日本建築学会地盤震動小委員会及本委員会共同で、「長周期地震動から断層近傍パルスまで:予測と対策に向けて」(オーガナイザー:浅野班長,松島委員(ESG委員会)、香川委員(活断層学会),永野正行氏(地盤震動小委員会))と題するセッションを提案したことが報告された。採否については近日中に決定される見通しとのこと。
来年度の学会大会・企画委員会の強震動担当は、電中研・栗山雅之氏、防災科研・前田宜浩氏になるとの情報提供があった。
■調査班B
資料108-2により,津野班長の代理として津田委員から,12月4日に東京工業大学田町キャンパスにおいて開催された講習会の収支,アンケート結果の概略及び依頼により2名の受講者((株)阪神コンサルタンツ・吉田沙由美氏、神戸大学大学院理学研究家惑星学専攻学生・佐藤圭介氏)に執筆してもらったニュースレターの「シンポジウム報告」に掲載する体験記の原稿が投稿ずみである旨報告された.今回の講習会は56名が受講し,収支は黒字となった.アンケート結果では,講習内容については大半が満足との回答だった.
来年度の講習会については,講習会開催案内を9月発行のニュースレターに掲載するのが好ましいことから,来年度第2回の委員会(例年7月下旬または8月上旬に開催)において講習内容及び案内文の骨格を固められるよう準備を進めていく必要があるとの認識を再確認した.
■調査班C
資料108-3により,長班長から,10月24日に天文館ビジョンホール(鹿児島市)で開催した第31回研究会(講師:鹿児島大学・小林哲夫名誉教授,講演題目:「活火山とカルデラ火山 ―火山災害の実例と噴火予知・予測の現状―」)について1月刊行のニュースレターの「シンポジウム報告」で開催報告を行ったこと,今回の委員会の後に第32回研究会(講師:武村委員(名古屋大学教授),講演題目:「復興百年誌:石碑が語る関東大震災」)が開催されることが報告された.
来年度も引き続き研究会を2回開催すること,1回目は秋季大会の前日に大会開催地と同じく郡山市で開催することが提案され,了承された.秋季大会前日には,一般公開セミナーが予定されており,それと研究会が重なることがないよう留意する必要があるとの認識を確認した.1回目の講師については,現在,班内で検討中とのこと.
■ニュースレター連載記事「新・強震動地震学講座」
資料108-4により,干場幹事から,ニュースレター連載「新・強震動地震学基礎講座」の発行状況,現在の執筆依頼状況,今後の執筆依頼予定について報告があった.
■強震動講習会資料(テキスト)の電子ファイル収集状況と今後の保管について
資料108-5により,畑山幹事から,強震動講習会資料(テキスト)の電子ファイル収集状況について,おおむね収集できた旨報告があった.第7回(2007年)以降の電子ファイルは,委員会HP担当の芝委員のところに一式そろっている状況,第4回(2004年)から第6回(2006年)までは,各回の講習会担当者等のところに電子ファイルが一式そろっている状況であったため,難なく収集できた.第1回(2001年)から第3回(2003年)は,原稿が各講師のところに分散しているような状況であり,収集に努めた結果,一部を除き電子ファイルを収集できたとのこと.
今回収集された電子ファイルについては,二つのポータブルハードディスクドライブに格納し,一つはB班長が,もう一つは委員会HP担当の委員が保管して,代々引き継ぐとの提案があり,了承された.
2.来年度からの執行体制について
竹中委員長から,先般行われた学会役員代議員選挙において干場幹事が強震動担当理事に当選したことを受け,干場幹事を来年度からの強震動委員会委員長に推挙したいとの提案があり,出席者全員一致で承認された.また,竹中委員長から,来年度からの幹事に松島委員と畑山委員(継続)を充てたいとの提案があり,拍手をもって承認された.班長については,今後調整し,次回委員会において承認を得ることとなった.
3.学会内外からの報告
理事会の動きについて,竹中委員長から,来年度事業計画及び予算は次回の理事会で審議することとなっており,これについては次回理事会後,必要に応じて情報提供する旨の発言があった.
*委員から次の情報提供があった.
-3月26日に京都大学防災研究所において,3月で同学を退職する川瀬博教授(4月から同研究所内に設置される寄附研究部門の特定教授に就任)による講演会が開催される.
4.その他
次回委員会は,日本地球惑星科学連合2018年大会期間中に会場で開催することとなった.
以上
注)日本地震学会ニュースレターには,イタリック体の部分を省略して掲載しています.