2008年度 強震動委員会議事録


第67回強震動委員会
日時:2008年5月28日(水)12:30〜13:30
場所:幕張メッセ国際会議場202号室
出席者(敬称略):岩田(新委員長),横井(前委員長),
青井,植竹,大堀,岡田,香川,笹谷,芝,竹中,畑山,久田,古村,堀川,松崎,松島,盛川,山中(以上、委員)
入倉,倉橋,樋口,藤原,古村,三宅,宮腰(以上,オブザーバー)

議題:
1.今期体制について
岩田委員長が昨日の総会で承認された。幹事を古村,香川とする体制で臨む。今年度は現委員体制での継続とし,事務局に伝える。調査班分けもは継続するが,現班長の責任で班長の交代,委員の移動を調整する。次年度初めまでに委員名簿をFIXできるように,新委員の募集・入会を年度末までに終えるようにスケジュールを組む。

2.各調査班報告
調査班A(堀川委員)より,資料を用いて2008年連合大会特別セッション「長周期地震動」について,経緯報告がおこなわれた。趣旨の周知と宣伝活動が十分では無かったことが反省点である。来年度大会でのセッションを提案するならば,10月までに決める必要がある。

調査班B(芝委員)より,昨年12月の強震動講習会は盛会で終了しており,報告を学会NLに投稿する旨の報告があった。また,「地震」における強震動関連の特集号については,60周年記念特集が充実しているため,そこに強震動関係者を推薦したことで,対応を終息させたとの報告があった。強震動委員会HPの更新状況について説明があった。今年度の講習会については,次回委員会までに内容を提案する。調査班Bから岩田委員長・香川幹事が出たため,実質的には所属委員を補充する必要がある。

調査班C(盛川委員)より,平成19年度に2回の研究会を実施したこと,次回は弾性波探査法についてのテーマを考えているとの説明があった。今年度はASCとの関連があるため,秋の学会に合わせた研究会はおこなわない。なお,班長は臨時で引き受けているので,可能であれば交代を考えている。

3.報告事項・その他
・ 横井前委員長からASCの準備状況についての説明があった。四川地震の特別セッションも予定されており,その共催なども考えられる。また,強震動セッションのコンビ−ナ,プレシンポ・トレーニングの講師などが強震動委員会に依頼される可能性がある。
・ 岩田委員長より,四川地震に関する地震学会の動きについて説明がおこなわれた。土木学会濱田会長を代表とする,5学会連合四川地震復旧技術連絡会議が結成され,先遣隊が28日に出発しており,纐纈委員が地震学会から参加している。連絡会議には地震学会からは纐纈・岩田両委員が参加する。

次回日程
 2008年7月末か8月はじめに地震研究所開催で調整する。


第68回強震動委員会
日時:2008年7月28日(月)14:00〜16:00
場所:東京大学地震研究所事務会議室B
出席者(敬称略):岩田,青井,大堀,香川,川崎,纐纈,司,芝,武村,古村,堀川,松崎,松島,盛川,横井

資料 68-0 議事次第
   68-1 A班資料
   68-2 防災科研ニュース(A班)
   68-3 講習会アンケート結果(B班)
   68-4 第8回講習会案(B班)
   68-5 HP更新経過(B班)
   68-6 研究会計画(C班)
   68-7 四川大地震復旧連絡会議
   68-8-1 岩手・宮城内陸地震住民地震セミナー
   68-8-2 上記新聞報道
   68-9-1 新刊「地震と防災」紹介(武村委員)
   68-9-2 新刊「天災日記」紹介(武村委員)

議題:
1.今期体制について
調査班A 堀川(班長),青井,工藤,纐纈,司,久田,横井
調査班B 松島(班長),(岩田),(香川),笹谷,芝,武村,山中
調査班C 松崎(班長),植竹,大堀,岡田,川崎,佐藤,竹中,畑山,(古村),盛川
以上で今年度末まで進めつつ,必要に応じて調整をおこなう。(括弧は委員長,幹事)

2.各調査班報告
調査班A 堀川委員より,2009年連合大会特別セッションの企画について,提案がおこなわれた。地震動予測地図,強震観測に関する2案の他に,緊急地震速報をテーマとする可能性についても議論した。班内で継続検討し,次回の委員会で確定することとした。

調査班B 芝委員より,昨年度講習会の受講アンケートの報告があった。松島委員より,今年度講習会の提案が行われた。2案を基に議論し,地震動予測地図とJ-SHISを導入とし,計算手法について3講義を設定することとした。12月3日に東工大田町キャンパスで実施予定。芝委員より,委員会HP,特に岩手・宮城内陸地震の調査・解析のメール・ログのアーカイブを公開(パスワード管理)した経緯について報告があった。

調査班C 松崎委員より,今年度の研究会(2回)の計画について提案があった。次回強震動委員会終了後に,地盤構造イメージング(地震研佐藤先生)と地震探査(地下研阿部氏)にお願いする。今年度2回目は年度内に行う予定。以降の開催についての候補者について情報交換した。

3.報告事項・その他
・ ASCの準備状況について横井委員から説明があった。海外から150件程度の申し込みが来ている。プレシンポ・トレーニングは京大と建研でそれぞれ実施する。予定寄付金額も達成できていて海外参加者への旅費・滞在費の補助も問題ないと思われる。強震動委員会への特別の負担は無い模様。
・ 纐纈委員より,四川大地震復旧技術支援会議の内容について報告があった。古村幹事より,久田委員(欠席)より事前に資料(資料68-7など)が送られて来た旨の紹介があった。岩田委員長より関連資料の回覧があった。関連して,纐纈委員より,科研費突発災害に関する状況報告が行われた。
・ 司委員より,四川大地震の活断層に関する調査速報(資料68-2)が紹介された。四川での強震観測の状況と今後のデータ公開の可能性に関し て意見交換を行った。
・ 岩手・宮城内陸地震に関する住民地震セミナー(7月26日(土)宮城県栗原市,27日(日)岩手県一関市で開催)の報告が行われた。岩田委員長より,秋季大会での災害調査委員会と強震動委員会共催の特別セッション開催についてアナウンスがあった。
・ 武村委員より,新刊著書の紹介が行われた。

次回日程
 2008年10月7日(火)14:00−16:00に地震研究所で実施し,終了後に第15回研究会を開催する。


第69回強震動委員会

日時:2008年10月7日(火)14:00〜16:00 
場所:東京大学地震研究所1号館セミナー室A
出席者:岩田委員長・古村幹事・植竹・大堀・川崎・芝・竹中・武村・堀川・松崎・松島・盛川・横井 (以上委員)

配付資料
69-1,2,3調査班A,B, C活動報告

議題:
1.各班の活動報告
・A班(堀川)より、2009年日本地球惑星科学連合大会で開催予定の、スペシャルセッションのテーマとして、「1.強震動地震学における観測とデータの利活用」「2.地震動予測地図・地震ハザードマップ」の2案とその内容について説明があった。案1をもとに、セッション名と内容をさらに詰めることにした。建物のヘルスモニタリング等を含む強震・震度観測、リアルタイム観測データの利活用など含めた包括的な発表の場を目指す。
・B班(松島)より、12月3日に開催される「強震動講習会」の準備状況について説明があった。地震動予測地図、地下構造逆解析、強震動計算に関して3名の講師による、各90分の講義を行う。学内外の各種MLや学会HP等を用いて宣伝を行う。
・C班(松崎)より、来年の1〜2月頃に開催予定の強震動研究会において、産総研高橋雅紀氏による関東平野の地質構造に関する講演を予定している旨説明があった。今後の研究会話題・講師案の検討状況の補足説明があった。強震動研究に関する境界分野からの話題提供、委員会以外から広く参加者が集まりやすくする工夫、宣伝方法について意見交換を行った。本日強震動委員会終了後に第15回研究会を開催する。

2.学会内外の話題
・横井委員より、ASC大会に向けた準備状況の説明があった。
・武村委員より、国土地理院特別展示室で開催中の「地図に見る関東大震災」展示企画の紹介があった。
・ 松島委員より、地震調査研究推進本部で地震調査研究のありかたに関するパブリックコメントの募集に関する説明があった。
・ 盛川委員より、土木学会の地震工学研究発表会と地震工学論文集発行に関する検討状況の報告があった。
・ 古村幹事より、日本地震学会と地球惑星科学連合の公益法人認定の検討状況について説明があった。
・ 岩田委員長より、四川大地震災害復興支援会議の活動についての話題提供があった。

3.その他
・次回委員会は、ASC大会中(25日または26日の昼休み)開催する。次々回委員会は1月末〜2月初旬に強震動研究会と合同開催する。研究会講師を含めて日程調整する。


第70回強震動委員会
 
日時:2008年11月25日(火) 12:15〜13:00 
場所:エポカルつくば国際会議場 アジア国際地震学会C会場
出席者:岩田(委員長)、青井、大堀、岡田、纐纈、司、芝、竹中、古村、松崎、松島、盛川、横井

配布資料
70-1 強震動予測―その基礎と応用―第8回プログラム(調査班B)
70-2 強震動委員会委員募集のお知らせ(岩田委員長)


議題
1.各調査班からの活動報告
調査班A(青井)より、2009年連合大会スペシャルセッションへのテーマ「緊急地震速報の活用」の登録が完了した旨報告があった。今後、招待講演者の依頼と一般講演発表奨励の準備を進める。

調査班B(松島)より、12月3日に開催される、第8回強震動講習会の準備状況について、配付資料をもとに説明があった。現在のところ、36人の参加登録があるが、会場に余裕があるため、ML等を通じて参加募集を続ける。
調査班C(松崎)より、10月15日に開催された、第15回強震動研究会において、35名の参加があったことが報告された。開催報告を次号のニュースレターに投稿する。第16回研究会は産総研の高橋氏を講師として、2月17日に地震研で開催する。これまでの研究会参加者のメールアドレスを強震MLに登録し、研究会案内を流すことにする。

2.その他
・ 岩田委員長より、強震動委員の退任交代やいっそうの活動強化に向けて、次年度委員を若干名募集することが提案され、了承された。ニュースレターに掲載する委員募集の文面(配布資料)を検討した。応募者には具体的な委員会活動計画(抱負)を明記の上、応募してもらうこととする。
・ 竹中委員より、「地震60周年記念号」の出版準備状況について説明があった。今年内に発行予定である。
・ 横井委員より、ASCに先立ち2日間の事前研修が建築研究所で開催され、13名の参加があったことが報告された。
・ 次回強震動委員会は、2009年2月17日13:30〜地震研究所にて開催する。委員会終了後、16時より第15回強震動研究会を開催する。

注)地震学会ニュースレター掲載版では,イタリック体部分を省略しています。


第71回強震動委員会
日時:2009年2月17日(火)13:30〜15:30
場所:東京大学地震研究所セミナー室
出席者(敬称略):岩田(委員長),
大堀,香川,司,竹中,古村,堀川,松崎,松島,横井(以上、委員)
森田(以上,オブザーバー)

資料
71-1 調査班A資料(連合大会スペシャルセッション)
71-2 調査班B資料(講習会報告)
71-3 調査班C資料(研究会計画)
71-4 新規委員応募資料
71-5 平成20年度事業報告・平成21年度事業計画書案について


議題:

1.各調査班報告
調査班A(堀川委員)より,2009年地球惑星科学連合大会スペシャルセッション「強震/震度観測とデータの利活用」に15件の応募があったとの中間報告があった。口頭発表1コマでプログラム編成をおこなう。

調査班B(松島委員)より,昨年12月の第8回強震動講習会が成功裏に終了しており,報告が3月のNLに掲載される旨の報告があった。技術士や教員の継続プログラムのポイント認定を得られるように検討する(香川幹事担当)。次年度も開催する方向で検討する。

調査班C(松崎委員)より,平成20年度の研究会実施報告があった。前回分はNLで投稿済み。次年度も2−3回実施し,秋季大会に合わせて京都での開催を検討する。

2.委員の募集について
新規の委員公募に対して3名の応募があり承認された。調査班の所属については,次回の委員会で調整する。なお,笹谷委員,佐藤委員が今年度で退任する。

3.平成20年度強震動委員会事業報告・平成21年度事業計画について
岩田委員長より,平成20年度事業報告・平成21年度事業計画案が紹介され,若干の修正の上で大枠は了承された。次回理事会まで修正可能なので意見があれば岩田委員長に寄せることとした。

4.報告事項・その他
・ 横井委員よりASC2008大会の開催報告がなされた。約800人の参加者のうち,外国から150名の参加があった。次回のNLに詳細が報告される。最終報告書を配布する予定。次回ASCは2010年にハノイで実施予定。
・ 古村幹事から理事会報告があった。ASC参加のための基金の創設が検討されている。
・ 岩田委員長よりEPSのSpecial Section(地震特集)の編集方法について理事会で意見交換が行われた旨,報告があった。
・ 岩田委員長より,日本地震工学会より2010年日本地震工学シンポジウム運営委員会への委員打診が理事会に来ている旨報告された。
・ 古村幹事から公益社団法人化認定に向けた理事会の動きについて説明があった。
・ 古村幹事より,地球惑星科学連合が1月に一般社団法人として登記されたことが報告された。
・ 岩田委員長より,地球惑星科学連合より新設の環境・災害調査委員会への委員打診があり,久田委員に対応してもらうことになったことが報告された。

・ 岩田委員長より,第4回ESGが2011年8月にサンタバーバラで,同年6月にはメルボルンでIUGGが開催予定である旨報告された。
・ 香川幹事より,土木学会地震工学委員会が連合大会中に東京で開催される旨が説明された。地震動関係セッションの日程が地球惑星科学連合大会の関連セッションに重複しないように調整をおこなう。

次回日程
 連合大会期間中に会場で開催する。

注)地震学会ニュースレター掲載版では,イタリック体部分を省略しています。


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