強震動委員会議事録


第36回日本地震学会強震動委員会議事録(2002年度第1回)
日時:5月21日(火)18:00-19:45
場所:東大地震研究所第2会議室
出席者:青井 真,入倉孝次郎,岩田知孝、植竹富一、香川敬生、工藤一嘉、纐纈一
起、笹谷 努、武村雅之、久田嘉章,山中浩明(以上、委員),大堀道広,芝 良昭
,東 成貞,藤原広行(以上、オブザーバー)

資料
(1)第36回強震動委員会議題(山中より提出)
(2)第35回強震動委員会議事録(山中より提出)
(3)2002年度強震動委員会の体制(山中より提出)

議事内容
1.前回議事録の確認
 前回議事録が承認された.
2.調査班の報告(笹谷前委員長に事前に報告された内容も含む)
(1) 調査班Aの岩田より、昨年度の活動が報告された。2001年地球惑星科学関連学会
合同大会において特別セッション「内陸想定地震に対する断層・地盤構造評価と強震
動予測」を行い,地形地質学・地震学・応用地震学研究者からの研究発表と討論を行
った.
(2) 調査班Bの植竹より、昨年度の活動が報告された。強震観測ネットワークに関す
るシンポジウム「21世紀の強震観測ネットワークとそのデータ流通をデザインする
-鳥取県西部地震・芸予地震の経験を踏まえて-」を実施した。その報告をニュースレ
ターとなゐふるに掲載した.
(3) 笹谷前委員長より,調査班Cの昨年度の活動が報告された.「強震動予測―その
基礎と応用」講習会を開催した。受講後のアンケートによれば概ね好評で、引き続き
講習会を実施していくことが有効であるという感触を得た。入倉幸孝次郎氏に出版の
申し入れがあった「月刊地球」号外の編集と著者の構成について調査班Cとして関与
し、編集作業を側面から支援した。
  (4) 調査班Dの久田より,昨年度の活動が報告された.強震動研究や強震観測によ
る成果を社会に活用すべくニュースレターやなゐふるへの連載を行った.長野県地震
対策基礎調査専門委員会での検討作業への協力は終了し,その概要が説明された.
3.強震動委員会次期体制
配布資料3に基づいて,今年度の活動については議論が行われ,以下のことが決定した.
(1)以下の3つの調査班を設ける.ただし,各班の構成人数は必ずしも均等でなくて
よい.
調査班A:強震動研究とデータ活用の将来像策定(昨年度A・B班)
   特別セッションの定期的開催など研究面での強震動研究のリード
調査班B:強震動研究成果の普及活動及び解説書の出版(昨年度C班)
   講習会開催,解説書作成,ホームページ作成
調査班C:強震動予測の研究成果と強震動予測情報の活用(昨年度C・D班)
   各レベルでの強震動予測および情報活用の現状把握,問題点の洗い出しと必要
な調査研究
(2) 強震動委員会のホームページ担当者を決めることについて議論が行われ,今年度
のいずれかの調査班で検討することとなった.
(3)各委員は,どの調査班でどのような活動を行いたいかについての考えを6月10日
までに山中にメールで回答することとなった.それを基にして,班の構成を委員長と
幹事で決定する.
(4)班の構成が決まった後に,各調査班の活動内容(調査班名も含める)の詳細を検
討することとなった.
(5)委員については,基本的には現状のままとするが,多少の変更を行う.公募も含
めて変更については委員長に一任することとなった.
(6)秋季大会での特別セッションについては,メールで検討する.
4.強震動関連事項の報告
(1) 笹谷より,2003年IUGGについて説明があった.すでに,2nd circularがでている
.詳細はWWW(http://www.jamstec.go.jp/jamstec-e/iugg/index.html)にある.
(2)東より,日本地震工学シンポジウムの準備状況の説明があった.現在,論文審査
を行っているところである.
(3)入倉より,地震調査推進本部関連の説明があった.データ流通WGの活動報告書が
準備されている.
(4)工藤より,学術会議地震工学専門委員会で準備中である対外報告書について説明
があった.
5.その他
(1) 次回開催日程
  日時:2002年7月22日(月)15:00-
  場所:地震研究所第2会議室
  ※強震動委員会の活動に興味のある学会員の方はご自由にご出席ください.

第37回日本地震学会強震動委員会議事録(案)(2001年度第2回)
日時:2002年7月22日(月)15:00?18:30
場所:地震研究所第2会議室
出席者:青井 真,入倉孝次郎,岩田知孝、植竹富一、大堀道広,香川敬生、工藤一
嘉、纐纈一起、笹谷 努、佐藤俊明、武村雅之、久田嘉章,堀家正則、山中浩明、横
井俊明(以上、委員),泉谷恭男、藤原広行(以上、オブザーバー)

資料
(1)第37回日本地震学会強震動委員会議題(横井より提出)
(2)第36回日本地震学会強震動委員会議事録(山中より提出)
(3)2002年度調査班構成案(横井より提出)
(4)2002年度強震動委員会新班編成について(山中より提出)
(5)2002年日本地震学会秋季大会特別セッションS21(笹谷より提出)
(6)長野県地震対策基礎調査について(泉谷より提出)
(7)第7回「震災対策技術点2003」における日本地震工学会主催講演会について(香川
より提出)
(8)理事会議題(纐纈より提出)
(9)大都市大震災軽減化特別プロジェクトについて(纐纈より提出)
(10)第18期日本学術会議メカニクス・構造研究連絡委員会資料(工藤より提出)

議事内容
(1)前回議事録の確認
前回議事録が承認された。
(2)調査班の新編成
調査班の新編成が承認された。
   調査班A:強震動研究とデータ活用の将来像策定
         特別セッションの定期的開催など研究面での強震動研究のリード
         青井班長、纐纈、笹谷、堀家
   調査班B:強震動研究成果の普及活動及び解説書の出版
         講習会開催,解説書作成,ホームページ作成
         武村班長、山中(出版WG担当)、東(講習会WG担当)、岩田,香
川、佐藤、横井
   調査班C:強震動予測の研究成果と強震動予測情報の活用  
         各レベルでの強震動予測および情報活用の現状把握,問題点の洗
い出しと必要な調査研究
         大堀班長、飯田、入倉、植竹、川瀬、工藤、澤田、久田
各調査班で、次回までに、その具体的な活動計画の作成及び調査班名を検討すること
になった。また、講習会については、今年度中、東京近辺で開催予定であるが、東、
岩田、香川に電子メールでの意見募集をすることとなった。
(3)地震学会内の動き報告および対応
・理事会・総会
纐纈より資料(8)に基づき、理事会の動きに関する説明があった。
・2002年度秋季大会
笹谷より、資料(5)に基づき、2002年日本地震学会秋季大会特別セッションに関する
説明があり、セッション進行,招待講演内容と講演者を議論した。
(4)学会外の動きおよび対応
・長野県地震対策基礎調査について
泉谷より資料(6)に基づき、長野県地震対策基礎調査に関する情報提供があった。
・地震工学会関連
香川より資料(7)に基づき、第7回「震災対策技術展2003」における日本地震工学会主
催講演会に関する情報提供があり、強震動委員会として積極的に協力すべきかどうか
について議論した。
・日本地震工学シンポジウム関連
山中より、現在進行中の投稿論文査読過程に関する情報提供があった。
・地震調査推進本部関連
工藤より政策委員会調査観測結果流通WGの「地震に関する基盤的調査観測等の結果の
流通・公開について」と意見募集についての情報提供があった。
・基盤観測網の整備
青井・藤原よりKiK-netの関東・東海部分の整備計画について情報提供があった。
・学術会議
工藤より資料(10)に基づき、地震工学専門委員会対外報告書準備状況についての情報
提供があった。
  (5)その他
・纐纈より資料(9)に基づき、「大都市大震災軽減化特別プロジェクト」の実施体制
に関する情報提供があった。
・次回開催日程
日時:2002年9月30日(月)15:00-17:00
場所:地震研究所第2会議室(予定)
※強震動委員会の活動に興味のある学会員の方は御自由に御出席ください。

第38回日本地震学会強震動委員会議事録

第39回日本地震学会強震動委員会議事録
日時:2002年12月2日(月)15:00-18:00
場所:地震研究所別館講義室
出席者:青井 真,岩田知孝、植竹富一、大堀道広,工藤一嘉、纐纈一起、武村雅之、東貞成、久田
嘉章,松島信一(佐藤俊明代理)、山中浩明、横井俊明(以上委員)、藤原広行、古村孝志(以上オ
ブザーバー)

資料
(1)第39回日本地震学会強震動委員会議題(横井より提出)
(2)第38回日本地震学会強震動委員会議事録(山中より提出)
(3)地下構造データベース・強震動観測網整備関係情報(藤原より提出)
(4)調査班A:合同大会スペシャルセッションについて・地震学会秋季大会特別セッションについて
(青井より提出)
(5)調査班B:強震動地震学に関した出版物の内容(山中より提出)
(6)調査班C:活動報告及び活動案(大堀より提出)
(7)科学博物館「地震展」図録案(武村より提出)

議事内容
(1)前回議事録の確認
前回議事録が承認された。
(2)調査班活動報告等
調査班A:「強震動研究とデータ活用の将来像策定」(青井(班長)、纐纈、笹谷、堀家)
青井より資料(4)に基づき、2003年春の合同大会でのスペシャルセッション「海溝型地震に対する強
震動予測」を申請し承認されたとの報告があり、招待講演者の人選について議論した。また、ニュー
スレターに投稿する2002年秋季大会特別セッションのまとめの原稿案が青井・東より示され、それに
ついて議論した。       
調査班B:「強震動研究成果の普及活動及び解説書の出版」(武村(班長)、山中(出版WG担当)、
東(講習会WG担当)、岩田,香川、佐藤、横井)
山中より資料(5)に基づき、強震動地震学に関する出版物の構成案が示された。東より、強震動予測
手法講習会の準備状況について報告がなされた。    
調査班C:「強震動予測の研究成果と強震動予測情報の活用」(大堀(班長)、飯田、入倉、植竹、
川瀬、工藤、澤田、久田)  
大堀より資料(6)に基づき、調査班Cの活動報告及び活動案が示され、特になるふるやニュースレター
への連載企画について議論した。    
(3)地震学会内の動き報告および対応
・理事会
纐纈・植竹より、理事会の動きとして、学会賞に関する議論が理事会より将来検討委員会へ諮問され
たこと、委員会規定ができたことの説明があった。
・将来検討委員会報告
横井より、将来検討委員会報告として、平成15年度の普及活動の企画、普及活動を専門に取り扱う委
員会設立を理事会へ提案すること、及び学会賞に関する議論は将来検討委員会の下に設けるWGで議論
されることになった、との報告があった。

(4)学会外の動きおよび対応
・IUGG2003関連
工藤より、IUGG2003開催期間中に札幌でESG(表層地質の地震動に及ぼす影響)関連のWSを開催予定
との情報提供があった。)
・科学博物館「地震展」図録案
武村より資料(7)に基づき、科学博物館「地震展」委員会に関する報告があった。
・地震工学会・日本地震工学シンポジウム関連
工藤より、今回までのシンポジウムは建築,土木,地盤工学会が持ち回り式で幹事を行ってきたが、
次回から地震工学会が継続的に幹事を引き受ける方向で検討が進んでいる、との報告があった。ま
た、山中より、日本地震工学シンポジウムの査読体制や発表方法についての意見を募集しているとの
情報提供があった。
・地震調査推進本部関連
工藤より、平野部探査に関するセミナーがあったことが報告された。また、平野部探査全体の方針に
ついての意見、東南海・南海道地震に向けた観測事業に関する提案を募集中との情報提供があった。
纐纈より、2003年1月から2月にかけて関東平野周辺で平野部探査が実施されるとの情報提供があっ
た。
・基盤観測網の整備等
藤原より資料(3)に基づき、地下構造データベース・強震動観測網整備関係の情報提供があった。青
井よりKiK-netの関東・東海地域で新規観測点が整備される予定との情報提供があった。
・学術会議
工藤より、地震工学専門委員会対外報告書準備状況についての情報提供があった。

(5)その他
次回開催日程
日時:2003年2月4日(火)15:00-17:00
場所:地震研究所第2会議室(予定)

第40回日本地震学会強震動委員会議事録



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