強震動委員会では,強震動研究の成果をより効果的に社会に役立てるための手がかりをつかむことを目的として,研究成果が社会でどのように活用されているかを知り,また,関連分野における最新の研究を学ぶため,強震動研究会を開催しております.
このたび,第30回研究会を,以下のように実施することが決定しましたのでお知らせ致します.日本地震学会会員・非会員に限らずどなたでも参加できます.どうぞ奮ってご参加下さいますよう,お願い申し上げます.
【第30回研究会の概要】
日時:2017年2月20日(月) 17時30分から1時間程度 (17時開場. 同日15:00-17:00に開催される強震動委員会終了後)
場所:東京大学地震研究所1号館2階セミナー室
参加費:無料,登録:不要
講師:高橋 成実氏(防災科学技術研究所)
講演題目:DONET加速度計記録による堆積層の増幅率
概要:DONETは南海トラフの東南海地震と南海地震の破壊域に設置された海域観測網で、海溝型地震による地震動や津波の早期検知のためのツールとして期待されている。一方で、海底の柔らかい堆積物の上に設置されているため、これまでも非線形な波形が記録され、振幅そのものも陸上観測網で評価されるマグニチュードに比べ、大きな値が得られる。DONETセンサーの特徴とふるまいについて、これまでの記録をもとに紹介する。
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