強震動委員会では,強震動研究の成果をより効果的に社会に役立てるための手がかりをつかむことを目的として,研究成果が社会でどのように活用されているかを知り,また,関連分野における最新の研究を学ぶため,強震動研究会を開催しております.
このたび,第24回研究会を,以下のように実施することが決定しましたのでお知らせ致します.日本地震学会会員・非会員に限らずどなたでも参加できます.どうぞ奮ってご参加下さいますよう,お願い申し上げます.
【第24回研究会の概要】
日時:2013年10月6日(日) 18時30分から1時間程度(秋季大会前日)
場所:かながわ 労働プラザ(Lプラザ)・第3会議室(4F)
参加費:無料,登録:不要
講師: 大沼 巧 氏((株)地球科学総合研究所)
講演題目:「衛星SAR差分干渉による地表変位検出」
講演概要:
衛星SARデータの差分干渉技術により,mmオーダーからmオーダーの地表変位の検出が可能であり,石油天然ガス開発,地下水汲み上げによる地盤沈下,地震・火山活動等に伴う地表変位の分布パターンを面的に捉えることができます.講演では,干渉SARの説明から,油ガス田における応用例,東北地方太平洋沖地震(3.11地震)による地表変位の解析例,さらに「震源を特定できない地震」の調査に関連して,地表に断層が現れなくても干渉SARで地下の変位量・分布とセンスが類推できた例,などについて紹介します.
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