日本地震学会強震動委員会 第18回研究会

強震動委員会では,強震動研究とその関連分野の関係者が集う研究会を企画しております.その目的は,

1. 現実の社会の中で強震動研究の成果が一体どのように利用されているかを知りそれを強震動研究に反映すること,
2. 強震動研究の目指す目標をより高くしてゆくために,関連分野における最新の研究を学ぶこと,
3. 強震動研究とその関連分野に関わる人々との相互理解を深めること,

などです.研究会を積み重ねながら,強震動研究をより効果的に社会に役立てるための手がかりを見つけて行きたいと考えております.

このたび,第19回研究会を,以下のように実施することが決定しましたのでお知らせ致します.どうぞ奮ってご参加下さいますよう,お願い申し上げます.

【第19回研究会の概要】
日時:2010年10月26日(火) 18:30―20:30(秋季大会前日)
場所:広島国際会議場・会議運営事務室@(秋季大会会場)
参加費:無料,登録:不要

講師:  一井康二氏(広島大学大学院工学研究院 社会環境空間部門)
講演題目:「能登有料道路と東名高速道路の地震被災地点の地震動推定〜道路の被災想定に向けて〜」
講演概要:
 能登有料道路と東名高速道路を対象に,土木学会の研究小委員会活動の一環として常時微動計測・地震観測を行い,被災地点の地震動の推定を行った結果を報告する.そして,道路等の線状構造物の耐震性向上のための,地震動の観点からの種々の検討課題を述べる.

講師:  隈元崇氏(岡山大学大学院自然科学研究科)
講演題目:「中国・四国地方の活断層と内陸地殻内地震の危険度評価」
講演概要:
 中国・四国地方の活断層は,四国を横断する長大な中央構造線と,全国的に見て分布密度が小さな中国地方の差異が顕著である.このような特徴を持つ地域での内陸地殻内地震の危険度評価について,地震の規模予測の現状と課題を紹介する.


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