FAQ 2-10. Web・雑誌等による地震予知情報の信頼性(2014年以前に作成)FAQ

質問

ホームページや携帯電話のサービス、雑誌などで時々出る「地震予知情報」の信頼性についてどのように判断すればよいのですか?

回答

私は下記のような判断基準をつかっています。1は論外としても、興味本位の「地震予知情報」は2番すら満たしていないことが多いです。また、地震学を専門としない方が発する「地震予知情報」では、3番が無視されている例がかなりあります。4と5は地震予知のための観測・解析における基本的な態度を示すものですが、これらを満たすと相当信頼性は高いです。6や7は地震予知研究というより科学的な原則を示すものです。なお、将来出されるであろう「東海地震予知情報」では、1~7をクリアすることは当然ですし、そのための体制が組まれています。地震予知の他のFAQ、 東海地震のFAQも参照してください。(K)

判断基準

  1. 発表された地震予知情報の問い合わせ先が明示されているか?
  2. 地震予知情報の3要素(いつ、どこで、どのくらいの)が明示されているか?(FAQ2-1参照)
  3. 上記3要素(誤差を含む)が現在の地震活動から見て情報として有用であるか?(FAQ2-9参照)
  4. 予知情報の根拠となるデータの観測期間は十分な時間であるか?
  5. 異常の出ている期間だけではなく、観測期間全体のデータが表示されているか?観測期間全体のデータが示されていないときは、ノイズレベル(通常の変化の範囲)が示されているか?
  6. 予知情報の根拠は、第3者が独立な観測で検証を行なうことが出来るものか?
  7. 地震と異常現象を結びつける仮説が提唱されていて、それが一般的な科学原則に従うものか?また、それが、第3者の独立な観測で検証可能なものであるか?

補足

4について:少なくとも1年、できれば2年以上のデータが欲しい。自然現象を連続的に観測すると、地震とは無関係な日変化や季節的な変化があるのが普通なので、それを把握しておく必要があるからである。また、観測点は同一形式のものが複数ある方が信頼性が高い。

5について:下記についての情報が示されているとさらに信頼性が高いと考えられます。

ページ最上部へ