FAQ 1-9. 被害地震の意味(2015年9月修正)FAQ

質問

よく、「被害地震」という言葉をきくのですが、どのくらいの被害があるとそう呼ぶのでしょうか?

回答

被害地震という言葉は、学術用語として特別の定義がある訳ではありません。しかしながら、歴代の被害地震のリストなどを整理しようとすれば、自ずから、被害地震の範囲を決める必要が生じてきます。その意味で、歴史的な被害地震のデータを整理し、リストにしている以下の2つの資料での被害地震の範囲を示して、お答えにかえさせていただきます。

宇佐美龍夫・他著 「日本被害地震総覧 599-2012」東京大学出版会(2013年)

2-1 取り上げた地震(抜粋)・・・・・・古来の被害地震を網羅した。 被害といっても、器の水が溢れたとか、棚のものが落ちた程度のものは省き、家屋・人工構築物・地盤(面)になんらかの損傷・変化のあった地震を取り上げるようにした。・・・

宇津徳治著 「日本付近のM=6.0以上の地震および被害地震の表:1885-1980 年」東大地震研究所彙報第57巻(1982年) 

3.被害(抜粋)・・・・”被害”とは、地震動、または津波により、建物の損傷や焼失・流失、地割れ・山崩れなど地表の変化、あるいは人の死傷があった場合をさす。器物の転倒・落下などによる破損、ガラス窓などの破損、線路点検のための列車の停止、津波警報による船舶の待避などのための経済的損失があっても、それだけでは地震による被害とはみなさない。・・・・・・

尚、理科年表(丸善)では上記2つの文献を引用して被害地震の範囲を規定しているようです。

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